尾瀬・燧ケ岳 

直前の大雪で温泉&ビールの新年山行に早変わり

1月3〜5日(土)  参加者 3人 村上(L)、上林(記録)、土屋

3日(木) 曇
年末からの予報通り、正月から群馬県北部は大雪となる。今回は多少の悪天候でも尾瀬沼までは行きたいと打ち合わせていたが、どうなることやら。村上さんと上林は東京駅で合流し 上越新幹線 6:40発 あさひ303号に乗車。上毛高原駅 8時発 尾瀬戸倉スキー場行きのバスに乗る。沼田で土屋君が合流。戸倉までの一本道は大雪とスキー客で大渋滞となり、約1時間半遅れで戸倉に到着。
若干の食料と水を調達して11時55分出発。戸倉から先の大清水方面への林道は除雪されておらず、のっけからスキーを履いても膝までのラッセル。3人共 元気にラッセルするが遅々として進まない。戸倉から1.5km進むのに2時間もかかった。このペースでは大清水まで丸2日かかることになり、3泊4日+予備日1日では尾瀬沼にも行けないので、途中で引き返すことにする。ラッセルの訓練と割り切って進む。約3時間半ラッセルし、戸倉から2.5kmの地点で、キャンプに適当な周囲が平坦な地形の場所に着き、テントを張る。夕食は豪華なすき焼。酒も盛大に消費する。

4日(金) 曇のち晴
夜間に20cm程の積雪。朝食後、テントを撤収し8時50分出発。昨日のトレースをたどり快調に戻る。途中の大清水で、大雪で身動きできなくなった仲間を救援に行く2人組と会う。しばらくすると、尾瀬林業の除雪車とすれ違う。大清水まで除雪するとのこと。「ちょっと早かったね」と笑われてしまった。一日遅らせて出発すれば大清水までは楽に行けたが、結局その先で行く手を阻まれたであろう。10時20分、戸倉着。遅れて来た尾瀬戸倉スキー場行きのバスに乗り、スキー場へ。
午後券でゲレンデを滑る。半日券3200円は高い。雪はまあまあ、天気も良好。上の方の一部にまだ深雪も残っている。村上さんの提案で、漫然と滑らずきちんと基礎スキーをする。深雪では無敵の土屋君も、ゲレンデでの基礎スキーとなると課題満載。4時頃に切り上げ、スキー場すぐ脇の富士見峠方面の林道にテントを張る。リフト乗り場まで歩いて5分、ゲレンデからは見えない絶好のロケーション。ホテルの温泉に入り、ビールを買い込み再び盛大に宴会。12時頃まで飲みながら歓談。

5日(土) 雪
朝から雪。午前中 上林と土屋のみ午前券でスキー。最後の一本だけ、ネットをくぐり禁断のリフト下の最高の深雪斜面を滑り、フィニッシュ。昼のバスで沼田に出て普通列車で帰京。冬の尾瀬への道は遠かった。

(上林)