神楽峰・かぐらスキー場周辺
山スキー教室

2002年1月19日(土)
参加者 5人:土屋(L)武田、杉原、曽我部、成瀬(記録とスケッチ)

日新幹線で到着の杉原氏を除く4人は、大宮駅西口に前夜の午後11時集合。花金にもかかわらず車はスイスイ快調だ。午前2時、田代スキー場に到着。不況のためか駐車場には車が3〜4台のみ"何処でも好きな場所へどうぞ"といわんばかりだ。スキーセンターは明るく開放されている。中は比較的暖かい。車の中で仮眠をとる予定を急遽変更。心地よいねぐらを確保。武田さんを見ると、真新しいヘッドランプの明かりで眩しい。土屋さんから赤ワインの差し入れがありつまみにチーズで乾杯!!程よく酔いの回ったところでシュラフに滑り込む。

"さあ〜起床だ" がさごそシュラフを這い出す。午前6時を少々回っている。
殿方は荷物を持ってすばやく移動開始。身支度を整えて各自好きなように朝食をお腹に掻きこむ。ゴンドラは7時45分から運行、土屋リーダーに促され、急いで乗り込む。
ーダーのお陰で一日券¥2800と格安で済んだ。"貧乏人の私にゃ〜とても助かります"
回の目的は、初心者初級向けの山行です。しかし、参加者曽我部さんは良いとして、私と武田さんはお題目に当てはまらない? さしずめ、おばば二人は再製教室か。

"ま〜 とにかくゴンドラへGO〜急がなくちゃ"。杉原さんとは和田小屋で午前10時45分に合流予定だ。それまで、田代スキー場のゲレンデでひと滑り。しばらく皆と滑っていたが、土屋リーダーと曽我部さんには追いつけず、おばば二人組は別行動になった。途中でスキー協参加メンバーに出くわし、正月ご一緒だった皆川さん・永井さんと再会。そんな訳で、私達二人は彼らとしばらく一緒に滑ることになった。雪質はやや重たく、浅い深雪の下は固いバーンで、とても滑りづらい。回転の時、足元が流される。正月の北海道とは大違い。快適な雪質とはいかない。しばらく滑った後、待ち合わせの時間が迫ってきたので、彼らと別れる。和田小屋で杉原氏と合流。かぐら第1高速リフトに乗り、いよいよ神楽峰を目指す。リフトを降りるとボーダーの集団がいる。彼らは中尾根を目指して登っていく。私達はリーダーを先頭に、曽我部・武田・成瀬・杉原の順で歩き出す。天気は上々。遠く日光白根、尾瀬燧ケ岳、そして妙高、火打と雲海の中からお顔を突き出している。一大パノラマだ。急いで絵筆を走らせる。右前方には、先ほどのボーダーの集団が数珠つなぎになって登っていくのが見える。そして、中尾根には三本、くっきりと綺麗なシュプールが刻まれている。そんな景色を見ながら稜線に出る。軽いアップダウンを少し繰り返し、午後1時10分神楽峰山頂2029mに到着。目の前にこんもり雪を頂いた苗場山が聳えている。山頂で景色をご馳走に昼食を取る。さあ〜 滑降モード開始だ。リーダーから、夏道沿いにあるシュプールの手前に出ないよう向こう側を滑り降りるよう指示が出る。狭い稜線に気を付けて滑り出す。滑り出しのバーンが硬い。しょっぱなから転ぶ。情けない。ほぼ東に向かい滑り出す。夏道沿いに1800mまで快適に滑る。この辺まで楽しく浅い深雪を楽しんだ。ここからやや右に回り込み北東の尾根に入る。浅い深雪と硬いアイスバーンが入り混じり滑りづらい。1606m第6・7ロマンスリフト終点の一つ左側の尾根を滑る。第8ロマンスリフト乗り場に向かう沢に滑り降りた。土屋リーダーが急斜面に向かい快適にさ〜と"お先に〜"とばかり一人滑り降りていく。後の4人はそれを見下ろしてやっと滑り降りた状態。"あ〜なさけない"。ゲレンデを滑り降り、ゴンドラで駐車場へもどる。田代スキー場駐車場2時30着。無事終了。天気の良い一日でした。新幹線で来た杉原さんと、ここでお別れ。午後3時30分、駐車場を出発し、高崎線宮原駅に午後6時30分到着。往復とも3時間でした。この後、私と武田さんは、腹ごしらえとばかり、宮原で餃子とビールを求めて看板を探しました。ありました! 看板を頼りに暖簾をくぐったのですが、なぜかその店が飲み屋さんだったのです。店主曰く"看板直していないんだよ"だって。そんな訳でなぜかカラオケの熱唱を聞きながら、実は一曲いかがですかなんて言われちゃいましたが。歌いませんでしたよ。大盛り野菜、マイタケ天ぷらとお茶づけでお腹を満たしたのでした。

(成瀬)