仙丈ヶ岳

初めての仙丈滑降 =二部構成=

二部 4月に大仙丈沢、藪沢を滑降‐‐‐個人山行(例会での募集後)

2002年4月27〜29日(祝) 前夜発2泊3日
参加者2名 合田英興(L。報告)、荒木正司(三多摩山スキークラブ)

4月26日 晴 八王子2140=仙流荘前駐車場・仮眠所130
27日 晴のち曇 仙流荘630=歌宿730…大平山荘930〜1020…1130(雪・藪・岩のミックス
急登)1420シール装着…藪沢…仙丈小屋1740
28日 晴のち曇、小雪 仙丈小屋910…仙丈ヶ岳940〜1010--大仙丈カール--大仙丈沢2430m
地点…仙丈ヶ岳1410〜40--藪沢カール--藪沢2730m地点--仙丈小屋1540
29日 晴 仙丈小屋810…840仙丈ヶ岳910--仙丈小屋(荷物)--藪沢--樹林帯940--夏道1040…
…大平山荘1100〜30…1230歌宿1315=仙流荘1410=伊那郷土料理店=豊田駅2050

挑戦山行:この3月に滑り残した大仙丈沢、藪沢を滑降する目的で村営バスを利用して再訪した。仙丈小屋ベース:新築の大型避難小屋であり、遥か北アまで展望できる快適ホテル「南アルプス」だ。
大仙丈沢滑降:カールは南東斜面なので雪質も充分に軟化しており、北岳〜間ノ岳〜農取岳を眼前にしながら快適に飛ばす。大仙丈沢は2300m辺りまで滑れそうだが2400m手前までの標高差600m滑降に留めた。登りはソフトクリーム状の雪で急斜面にクトーが効かず、2人とも10m程度滑落したりして時間を要した。凍結面の下が空洞であったり、一部では割れ目も走ったりして、シーズン末期の様相。アプローチ:往きは藪沢登高を強行したが、沢手前の急斜面樹林帯ではルート不明瞭もあり殆んどヤブコギ状態となり、時間と体力を消耗した。帰りは往きの教訓から慎重にルート選定したため、問題の樹林帯も何とか横滑りで突破できた。
(記:合田)