八方尾根

2002年11月22日(金)〜23日(土)
参加者:25人  うちラ・ランドネ会員7人
 奥村(L) 矢口 倉崎 岡安 金井(会計) 奥山(記録) 小林

の山行は来年3月の「アルプス大縦走」に参加するメンバーの事前準備を兼ねたものである。最初の計画では、立山(雷鳥荘泊)の予定であったが、例年になく早い寒波の襲来による大雪で、入山の交通の便に不安があったこと、雪崩のおそれがあること、の理由で、急遽八方尾根に変更になった。(下註)

22日(金) 快晴・無風
ラ・ランドネ メンバーに奥村夫人(アルプス大縦走参加)とTM夫人(TM氏は同じく参加)を加えた9人は前日大町の奥村邸に宿泊。北は江刺市・一関市・鶴岡市、西は福井市・京都市・豊中市など、各地から集まった総勢25人の大部隊、先ずは凍った兎平とパノラマのゲレンデで足慣らしをする。一番上のグラートリフトは未稼働。グラート下(1684m)でシールを張り登り始める。(11:30)
ピステンで固められたゲレンデとは打って変わった優しさにあふれた、ふんわりした雪に歓声が上がる。登るにつれ視界が開け、足下に雲海、その上に顔を出す山々。その度に2回目、3回目・・・数え切れないほどの歓声が上がる。本日は八方ケルンの少し上のやや平らになった地点までとする。(13:30)
滑降に移るや、やや重い部分もあるが総じて上質の粉雪を蹴立ててこれまた歓声の連続。初滑りなのに基本の復習などすっかり忘れて、皆、豪快に飛ばす。兎平からはゴンドラで降りる。

23日(土) 快晴・無風
八方の宿「あずま」に早い朝食を出してもらう。ゴンドラ乗り場で同じく立山から変更した合田パーティーに会う。昨日と同じくグラート下から登行開始。(8:45)今日は元気組は唐松岳(2696m)を目指すので落ちこぼれを残してどんどんペースを上げてゆく。丸山(2460m)で、そこまでのグループとさらに上までのグループに分かれる。(12:00前後幅大)
ラ・ランドネは全員残留組。どこまでも見える山々をはべらしてのんびりと日向ぼっこ。間近には不帰。こちらは光線の具合が絶妙で、日本離れした雪襞が絶好の被写体となる。なお、登頂組の話に寄れば、雪質の具合が良く、歩行アイゼンなしで登りきれた、との事であった。
滑降は、尾根を右に大斜面を豪快に大パラで、左に林間のパウダーを華麗に小回りで・・・ (かくありたいと言う願望も含めているのであしからず)

翌24日はこれまた快晴であったが前日堪能し過ぎるくらい楽しんだので、スキーはなし。アルプスの打合せ会を行い、早めの解散となる。(打合せは合計5回)

(註)立山の実際は、20日には扇沢から室堂へは開通しており、積雪・天候も安定した模様。

   (奥山)