栂峰転じて天元台から若女平コースへ
日程:1月25日〜27日
メンバー:大坪、岡安、中山、鈴木、金井(L)

<24日>
 東北道から磐越道・国道121号に入り喜多方の『道の駅』に11:45PMに着く。建物の深い軒下にテントを張る。すでにかなりの雪が積もり、追い討ちをかけるように雪が降り続く。これでは、恐らく無理であろうと思われた。

<25日>
 6時起床。大峠トンネルを抜け、県道4号に入る。先行車か道路わきの赤白棒がないと道がよく分からないほど雪が降りしきる。とても山行出来る状態ではないので、とりあえず近くのサンマリーナ玉庭スキー場に行く。途中のちょっとした坂で車がスリップし横をむいてしまう。チェーンをつけてやっと脱出。サンマリーナはゴルフ場がスキー場になっているものであまり面白そうではない。とにかく、小屋集落まで偵察に行くことにする。4号線を進むと「小屋・栂峰登山口」という標識がある。集落の中心部までは除雪してあるが、その先は除雪した上に雪が積もりとても車では入れない。これだけ雪が積もると、翌日晴れても取りつきまで沢沿いのラッセル中に雪崩の危険がありそうなので、栂峰は中止にした。
 何処に行くか全員で相談し一番近い天元台に行く事にする。テントをロープウェーの上に張るか下にするか迷ったが、上の米沢山岳会の小屋の前に張った。第3リフトの上からコース外にでるが、雪が降り過ぎちょっと滑ると大きなヘラ状の吹き溜まりに突込んでしまう。矢口さん宅に天元台にいることを連絡する。

<26日>
 朝から快晴。大坪さんが吾妻の地図を持っていたので、「若女平コース」に行くことに決め、矢口さん宅に連絡。
 リフト終点からは真っ白に耀く飯豊連峰が、少し離れて朝日、月山、さらに離れて蔵王が見渡せる。凡天岩まではよかったのだが・・・。大坪・岡安・金井ともに若女平経験者。一応地図を確認したのだが、有視界で1890Mの台地を若女の頭と思い込む。地図をよくみればおかしいことに気づくはずなのだが、少しの疑いもなく、1400Mで沢に出ておかしいことに気づく。GPSで位置確認をして、シールを着け交互にラッセルしながら尾根と谷をトラバースする。つぼ足で雪面に立つと太ももまでもぐった。無事若女平に乗るがトラバースに時間がかかり道路に出たのが5:10PM。ロープウェーは最終が5時。翌日会社を休めない鈴木さんを米沢まで車で送り、4人は民宿「白布屋」へ。

<27日>
 朝いち8時のロープウェーに乗るべく乗り場に行ったのだが強風のため運休。シールを着け上まで1時間かかった。テントを撤収し下山。スキーをつけていても、向かい風になると動けないほどだった。気温が高く一昨日の雪とは大違いの湿雪。東京は雨。各自自宅まで送って頂いた。

<反省点>
 ・栂峰は余裕を持って2泊3日で行ったほうがよい。
 ・行ったことのあるルートでも、ルートが見えていても、地図できちんと確認しなければいけない。