2005年3月 巻機山 会山行報告

日程 : 2005年3月12〜13日

参加者 : 石黒(L)、遠藤、佐藤直、鈴木、室岡、関(ゲスト)

コースタイム
3月11日(金)東京==清水集落民宿「やまご」
3月12日(土)やまご7:30……米子橋8:20……井戸ノ壁取り付き9:00……1430m地点11:30――米子橋12:00――やまご12:30
3月13日(日)やまご==かぐらスキー場

3月11日(金)
11日夜、それぞれの集合場所に集まり、石黒車と佐藤車に分乗して東京出発。関越道は、もやがかかっていて気温が高い様子だった。おまけに、新潟に入る頃には雨が降り出し、深夜、清水の集落の民宿「やまご」についたときには、かなりの降りになっていた。すでに佐藤車のメンバー三人は到着しており、しばし寝酒を飲み交わし、明日の天気を心配しながら就寝。

3月12日(土)
朝起きてみると昨夜の雨は上がっておりうっすらとした曇り空、上の方はガスがかかっていた。明け方から降り出した雪が、15センチほど積もっていた。その雪も朝にはやんでいた。やまごの朝食をすませ、7:30出発。気温はちょっと高めの5度。歩き始めるとすぐ暑くなる。米子橋を渡ったところから尾根にとりつく。しばらく緩斜面を登り、9:00に井戸ノ壁の登りにかかる。なるほど、結構な斜度だ。このあたりは新雪が20センチほど積もっており、雪質もふもとよりはだいぶ良くなっていた。夏道の少し西側を交代でラッセルし、キックターンを繰り返しながらのぼり、約一時間で抜ける。天気は相変わらずの曇り空だが、少しずつガスが下りてきていた。  尾根をしばらく登りニセ巻機の登りに続いている平坦部(1430m地点)に出たところで、突然風が強くなり、気温が下がりだした。−3度とたいしたことはないのだが、ふもとが暖かかっただけに体に堪える寒さだった。おまけに、周期的に突風が吹き出し、上はすっぽりとガスの中だった。石黒Lの判断で、今日の偵察(?)はこれまでとし、八海山の待っている「やまご」にむかって滑降開始。  強風の中、シールをはがして滑降の準備。西側の割引沢へ続いている谷を覗く。谷底まで魅力的な斜面が続いているが、今回は登ってきたコースの少し西側を滑ることとし、滑降開始。石黒Lを先頭に少し谷状になったところを滑る。ちょっと重めながら新雪滑降を愉しむ。井戸ノ壁あたりはさすがに腐れ雪で、転倒者続出。それでも、それぞれおもいおもいの滑りを愉しんで、12:00あっという間に米子橋に到着。  「やまご」で汗を流した後、2時頃から宴会が始まった。ビール、八海山を全員で飲み干して4時ごろ散会となり、夕食前に一眠りできるほどの余裕の初日だった。 季節外れの寒気とのことで、夕方には雪が降り出した。その雪が思いもよらないことになろうとは・・・。


GPSルート図

3月13日(日)
 朝起きてみたら昨夜からの雪がまだ降り続いていた。外に出ていた石黒Lが戻ってきて、50センチ以上積もっているという。この状態で井戸ノ壁を登るのは無理だろうとの話で、予定を変更してかぐらスキー場に行くこととなった。
 そのかぐらスキー場は、思いのほか晴れており、30センチ以上の新雪が積もっていた。このスキー場に詳しい関さんを先頭にして新雪滑降を愉しみ、満足の一日だった。

今回の山行は、巻機山山頂ははるか彼方だったが、次回は是非山頂からの大滑降を!!

(室岡 記)