2005年 大毛無山(1,429m)・容雅山(1,498m) 下見山行報告

日程:2005年3月6(日)−7日(月)(1泊2日)

参加者:メンバー(2名):矢口政武(L)、大坪俊郎(記録)

3月6(日)
天候:晴れ(大毛無山頂雲り)
アライスキー場1220=(ゴンドラ・リフト1本)1320―1350大毛無山(1,429m)14:00〜1530アライスキー場駐車場

 竿で区切られたコース外へ出るので、アライ・マウンティン・スノーパークのインフォメーションセンターに誓約書と新井警察への登山届けを提出する。本日は大毛無山頂から大毛無沢源頭への進入路の偵察。山頂から南西に延びる尾根を20mほど下り、東に廻り込むと大毛無沢の源頭に立つ。山頂北面のバックウォールも魅力的だ。

3月7(日)
天候:快晴
スキー場0830=(ゴンドラ・リフト1本)0913―0945大毛無山(1,429m)1002〜(大毛無沢)〜1150悪水沢出合(855m)1127―1150容雅山取り付き(930m)1200〜1206出合1215―1512大毛無山〜1555駐車場

 大毛無沢源頭でハンドテストを行う。表面から20cm下に硬層3cm厚さの弱層があるが、矢口さんの両腕による引き寄せでも抵抗が感じられ、安定しており表層雪崩の心配はないと判断。南西尾根に張り出した雪庇の崩壊による誘発雪崩だけを警戒すればよい。誰もいない雄大な沢に、どこまでもどこまでもと滑り入る。いたるところにアニマルトラックを見るが、やはりウサギが多い。下るに従い雪質が重くなる。漸く悪水沢出合に至る。積雪が多いのか沢全体に埋まっているので簡単に右岸に渡れた。雪が少なくても少し上流に上がれば、渡れそうな狭い沢だ。ここから容雅山へのルートは色々あるようだが、やせ尾根や急斜面があり今後よく検討する必要がある。
出合で休憩を取りながら本日の行動を相談する。容雅山山頂を踏んでから北桑沢を滑り澄川第三発電所に下りて、第一発電所まで林道を6kmたどると日没、懐電になること確実。時間の許す限り容雅山の途中まで登り、大毛無沢を復路アライスキー場に戻ることとする。
 出合から大毛無山まで高度差600mだが、沢が蛇行しており暑い日射しの中、長い3時間の暑い登りであった。水分の補給が著しく、テルモスの熱いココアに雪を溶かしこみ増量して補う。この下見行を来年のテント山行へと繋げたい。
参考情報:アライスキー場は妙高高原の次の中郷ICを下りて15分。今春市町村合併で妙高市となり、妙高・赤倉には近い位置にある。スキー場手前にある矢代温泉(単純硫黄冷鉱泉)は日帰り入浴420円で休憩室もある。アライのゴンドラとリフトは回数券(8回2,600円)がお勧め、片道ゴンドラ3回分と、リフト1回の計4回分で2人で利用可。

(大坪 記)