2006年12月 蔵王個人山行 山行報告

12月29日(金) 天候:雪

 栗原さんと私は夜行バス、早川さん親子は車で蔵王到着。10時過ぎ、四人揃ったので、中央ロープウエイ駅へ。二日前の大雨で蔵王も雪不足、中央部のゲレンデ以外は滑走不可の赤ランプ。滑れないエリアが多いので、ここへ集中したのか、すでに整理券配布。数十分待ってロープウエイで中央ゲレンデへ。風強く大雪だが、めげずに中央、パラダイス両ゲレンデ中心に滑走する。
しかし、横殴りに吹き付けるので、唇、顔が強張り、ゴーグルが凍り付いて見えない。時々突風でホワイトアウトになり立ち往生する。夜行の疲れもあるので、樹氷原コース近くのヒュッテで12時前に昼食休憩。午後、吹雪止まず激しくなる。雪はパウダーに近いが視界不良、2時中央ゲレンデより撤退し、中森ゲレンデへ下山。
3時、早くも宿に帰り、向かいの下の湯共同温泉へ。程良い湯加減、やはり、蔵王温泉は天下一品だ。4時にビールで乾杯。6時夕食、10時に小久保さん、岐阜より遠路遙々到着。彼はやる気満々だ。


12月30日(土) 天候:雪

 今朝も雪。9時、ロウプエイで中央ゲレンデへ。一晩降り続いたので、全面雪に覆われブッシュほとんどなし。中央、パラダイス両ゲレンデの新雪狙いで何本も滑り込む。早川ジュニアは超スピードで、早川さんは切れ味良く、栗原さんも小久保さんも心地良さそうに滑走する。
視界が利くので、皆でゲレンデ巡りをする。私が通い詰めていた20年程前とは大違い、大森、黒姫エリアが開発されて随分と広がった。ゴンドラも18人乗りで大きい。黒姫ゲレンデの広いヒュッテで昼食。午後、樹氷高原駅よりロープウエイで地蔵山頂駅に行き、巨大なお地蔵様にお参りする。
雪に鎮座するお地蔵さんの身体を撫でさすりながら皆願い事をする。強風で寒い。早々に退散してザンゲ坂を下り、滑走可能になったハーネンカム、高鳥コースで滑りをビデオ撮影。小一時間ほど早川さんが小久保さんの矯正特訓をする。指導は実に懇切丁寧で感動を覚える。
4時中森ゲレンデで小久保さんのリードでビーコン練習。計3回繰り返したが、小久保さん一発で探し当てたのは、流石。夜8時半、皆で銘酒を味わいながら、早川さん親子撮影のビデオ鑑賞。自分の欠点が良く分かり、大変勉強になった。

12月31日(日) 天候:曇後晴

 雪止んで薄曇り。栗原さん8時過ぎに帰京。8時40分出発。木々に積もった雪が美しい。時折、日が差すと雪山が一段と映える。中央、パラダイス両ゲレンデで滑走撮影。パラダイスの新雪を狙って滑る。雪質軽くスキー走る。やはり、視界が利き、パウダーなので、皆気分爽快。舞い飛ぶ雲の晴れ間を狙って雪山とメンバーの祈念撮影。
地蔵山頂に行きたかったが、私は時間がないので、断念。サンライズゲレンデまで滑走し、11時半皆と別れて下山する。宿へ帰り着いた途端、空は快晴。1時45分、バスに乗り、青空に映える蔵王連峰に別れを告げる。早川さん、同行の皆さん、大変お世話になりました。

(関 記)