2007年2月 根子岳・四阿山 山行報告

2月17日(土)

参加者 : 大坪(L)、潟見(SL)、関 、島田、由布、原田(ゲスト)、早川(記録)


09:15峰の原スキー場集合。
リフトに乗り上部にてシール装着、ビーコンチェック後09:43潟見SLを先頭に登行開始。予報では崩れるということであったが、上空は快晴無風に近い状態、ゴルフ場を横切り少し小高い見晴らしのよいところで振り返ると、北信三山を手前に後立山連峰がすばらしい景観を見せている。ゴルフ場を抜け潅木地帯に入って少し斜度が増し、汗が吹き出る。1時間ほどでブルドーザー道(スキー場への既成ツアー道)に出るが、まっすぐ先に避難小屋を発見。SLのコース取りが見事。
避難小屋10:54着。小休止、ここまで来ると北アルプスの遠望がよりすばらしい、さながら絵葉書のパノラマのようである。
11:09避難小屋出発、ブルドーザー道の脇を登行、少しずつ斜度が増し、クラストした斜面となる。2100m位から風が強くなりトラバース気味に硬い斜面を辿り、12:22ヘリポート着。林の中を3〜4回キックターンを繰り返し12:38根子岳頂上。頂上は風が強く祠の大黒様(?)挨拶もそこそこに下山態勢をとる。風の弱いヘリポートまで戻り12:56昼食。このころより空は一面雲に覆われ北アルプスも霞んできた。
大坪リーダー島田さん潟見さんなどで下山コースを検討し13:12島田さんを先頭に滑走開始。斜面がクラスト状態で硬く滑りにくい上、雪が少ないので島田さんのあとを慎重に従う。そこを過ぎ少し広く谷状になった付近で大坪Lより先頭を越さない程度に各自コース取りをしてよいということで吹き溜まりの新雪を滑るが少し重かった。
ゲストの原田さんが少してこずるが大坪リーダーが後ろからサポート、若さで体力があるのかへこたれず頑張る。13:50避難小屋到着、先頭を早川に交代し13:56避難小屋発、益々雪の重くなったゴルフ場を抜け14:29スキー場到着。
今シーズン初めての山スキーだったが、メンバーと天候に恵まれ充実した1日であった。リーダーの大坪さんはじめ、同行のメンバーの方々ありがとうございました。
(早川 記)


2月18日(日)

参加者 : 大坪(リーダー)、関、由布(ゲスト)、原田(ゲスト)、竹内(ゲスト)


四阿山は前日の根子岳と併せて行われたスキー山行2日目でした。
竹内は仕事の関係で土曜の夜にあずまや高原ホテルの駐車場に来て車で眠りました。7時に他のメンバーとこの場所で合流することになっていたのです。土曜の夜は0時半くらいに到着してシュラフで眠りました。雪は朝には雨になっていましたが、かなり小降りになっていました。7時過ぎには大坪さんたちの車が登山者用の無料駐車場に入ってきて無事合流できました。挨拶を交わし準備を終え、ビーコンのテストをして登山口へ向かいました。
午前7時40分シール登行開始。雪は、初めは小降りでしたが時には吹雪いたりしました。その後頂上に至るまで終始降り続いていました。別荘が点在する除雪されていない道を進みます。さすがに標高が低い(それでも1450mある)ところは雪が少なく、ところどころブッシュがでています。滑走するときはスピードを落とし、注意しないと転倒するかもしれません。
しばらく夏道を登って広々とした牧草地に出ました。ここでも雪が少なく草が完全に隠されることなく寂しい思いです。有刺鉄線の柵をくぐってさらに高度を稼ぎます。東に向かい樹林帯を抜けるあたりから通常の積雪量になってきました。風も強くなり吹雪いてきたのでゴーグルや目出帽を着用しました。谷を見下ろす場所まで東に詰めてから北上して頂上を目指しました。
要所要所で大坪さんがGPSで位置を確認してくれたのが心強かったです。一応地図で位置を同定しようとするのですが、その都度正しい位置が確認できるのは読図の勉強になっていいトレーニングになります。
25度ほどの樹木のない斜面をジグザグに登行して頂上に至る稜線に出ました。稜線は狭い上に強風で、北側が切れ落ちているので緊張して登りました。頂上にある祠の手前5mほどのところが少し広くなっていたので、ここにスキーをデポして坪足で祠にお参りしました。12時15分頂上2354mに着きました。
行動食を取っていよいよ12時35分滑走開始です。ランドネではゲスト優先ということで由布さんたちが滑り出しました。途中、私も先頭を滑らせていただき深雪滑りを堪能させていただきました。大坪さんはまだ山スキーに慣れていない原田さんを見守りながら最後からゆっくり滑っていただきました。
幅の狭い夏道を細かくターンしながらスピードを調整して滑り降りていくのも楽しいものです。広々とした牧草地に出ると雪も止んで青空も見えてきました。視界が悪かった天候もここで回復して部分的に眺望を得ることができました。柵が切れたところを抜けて夏道を下降します。ブッシュが多くなって安全第一に減速しながら登山口まで降りてきました。14時28分下山完了でした。
その後あずまや高原ホテルの温泉に浸かり帰路につきました。充実した山行でした。ゲストの指導に気を使っていただいた大坪さん、関さんありがとうございました。
(竹内 記)