2007年3月 平標ヤカイ沢・神楽・雁ヶ峰 個人山行報告

3月3日(土) 平標ヤカイ沢 天候:晴れ

元橋駐車場出発12:30〜河内沢橋13:05〜ヤカイ沢最高地点(1,740m) 15:05〜15:10往路を戻る別荘地着16:07〜駐車場16:15

 「ヤカイ沢を覗いて、テントでボタン鍋」に誘われて、大坪さん、鈴木さんと平標に行ってきました。すでに大勢の人が入っており、ヤカイ沢途中から見上げるとシュプールを描く人の姿が山頂稜線下の真っ白な斜面に見られました。ノンビリ山行のハズでしたが、ルートの取り方やシール歩行、急斜面でのキックターン等、相変わらずズッコケながら夢中でやっている内に、尾根の目標地点まで案外早く登ってしまいました。
本沢を左に見て下降開始。雪が少ないので下部はヤブが多く、滑りにくい林が続きました。夜も気温は下がらずお陰で快適なテント泊りとなり、絶品の鹿肉のルイベ、たっぷりのボタン鍋と美味しいヒレ酒付きで、満足満足の一夜であった事はモチロンです。


3月4日(日) 神楽・雁ヶ峰天候 天候:晴れ

かぐら駐車場7:45集合〜ロープウエイ7:50〜和田小屋8:25〜かぐら第5リフト上(シール)9:25発〜神楽稜線9:55〜中尾根の頭(1984m) 10:36〜清八の下部(ピット堀)10:40―10:56〜清八の頭11:12〜霧の塔 11:45−11:58〜雁ヶ峰13:00−12:24〜かぐらゲレンデコースの急坂上 13:40〜ゲレンデコース合流14:05〜ゴンドラ前13:15〜林道〜みつまたリフト下(下山道入口)14:22〜駐車場15:00

かぐらスキー場の駐車場で日帰り参加の関さん、竹内さんと合流。昨日に続いての快晴で、最上部の第5リフトが運行されるというラッキーな出発でした。シールで歩き出す前に上着を脱いでしまう程の陽気で、皆さんすっかり春スキーのスタイルです。雪はかなりゆるんできており、関さんの表現では「少しねばりのある感じ」。


雁ヶ峰山頂にて

中尾根までは大勢いた人達も清八の頭を過ぎる頃には少なくなりましたが、連日の好天でトレースもしっかりついていました。清八の頭の下部でピットを掘り、ハンドテスト「安全」の判定を出しましたが、私・山スキー初心者の体験学習の為、10mの間隔を開けて登高しました。
雁ヶ峰までのアップダウンは暑くて汗びっしょり、少々疲れました。最後の登りはシールをつけてゆっくり登りましたが、先行の男性陣は板を担いで元気いっぱいの様子。体力の差を感じる所です。滑降では技術の差を多いに感じました。気持ち良くダイナミックに滑る先輩方がウラヤマシイ。少々ハードルの高い斜面でしたが、後ろで大坪リーダーが声をかけてくださり、どうにか降りてきました。下で待っていた仲間の「お疲れさーん」の声にようやく緊張が解けました。
ゲレンデに合流し、かぐらゴンドラ下の閉鎖中の林道ではパトロ−ルのお姉さんに呼び止められましたが、スキー同様お口の方も上手なOさんTさんの好演技で放免となり真面目なSさんや私は感心するばかりでした。
下山後の温泉は猿ヶ郷の「満天の星の湯」650円で締めくくり、昨日同様、満足満足の一日でした。未熟者を連れての山行で色々手足まといを感じられたと思いますが、先輩方の笑顔と山を楽しんでおられる雰囲気に助けられて良い体験が出来ました。ほんとうに少しずつですが、こうやって先輩方に引き上げて頂ける事を感謝しています。ありがとうございました。

(由布 記)


GPSトラック図