2007年9月 富士山 個人山行報告

9月8日(土)

富士山御殿場駐車場(9:00)- 宝永山下・お昼休憩(12:00-13:00)- 宝永山山頂(14:00)- 御殿場駐車場(16:00)

西国分寺6:30に彰さんに車でピックアップしていただき、中央高速から富士山へ。渋滞もほとんどなく、予定より早い8:30に長坂さん宅へ到着。すぐに富士山御殿場駐車場へ向う。世界遺産を狙ってのことだろうか、駐車場のトイレは巨大な浄化装置付きの水洗になっていて、快適だった。
ストックを忘れてしまったので、彰さんに1本お借りして登山道へ。足元はざりざりの火山石。ストックや杖がなければ、足をとられてしまう。ストックをお借りできてよかった。
黒い火山石の道をどんどん上へ登る。沢を登りつめると、急に視界が開けた。足元のあちこちに50cmくらいの丈の草が見えはじめ、赤紫の花がうつむきかげんに咲いている。彰さんお目当ての富士あざみ、後で彰さんが調べてくださった情報によると、名前を「ふじいたどり」、「べにいたぢり」と言う。「いたどり」の仲間とのことだ。
もうひとつ、白い房状の花は「おんたで」というそうだ。こちらの花もかわいらしい。 花をながめながら登っていくと、宝永山の下に出た。大きなすり鉢状になっている斜面の横でお昼にする。
ゆっくり1時間ほど休んで、すり鉢を登りはじめた。足元は花もなくなり、火山石の砂利が続く。足をとられたり滑ったりして、たいへん登りにくい。息をつきながらようやくすり鉢の上へ。 登ってきたのと反対側の斜面から雲が上がってきて、幻想的な風景だ。少し休んで雲の中を下りはじめる。ホワイトアウトになるかと思ったが、意外と雲は薄く、かなり先まで見通せた。
行きに登ってきたお花畑のあたりまで下りると、すっかり雲がなくなった。そのままお花畑をつっきり、高原のような登山道を抜けると、森につきあたった。マイナスイオン満喫しているような森の道を道しるべにしたがって進み、御殿場駐車場まで戻った。下山して温泉へ寄り、みごとなシルエットの赤富士をながめながら帰途についた。

(木村 由佳里 記)