2009年7月 クワンナイ川沢登り 個人山行報告

7月29日(水) 天候:曇り

クワウンナイ川入口(羽衣橋 9:05)---カウン沢出合二股(幕営 17:00)

クワウンナイ川の流量は昨年同時期の遡行時より多く(+8cm)、ロープで確保して胸まで浸かって横断するなど苦労した。流量増による水圧は大変大きいことを実感した。デジカメもビニール袋に入れてなかったので水に浸かってしまった。へつり、高巻きなどしながら疲れはててカウン沢出合の二股(幕営)に到着した。とはいえ、二股までの多くの滝の眺めは素晴らしく、また、山田さんと矢野さんが釣った30数匹のイワナは素晴らしいごちそうであった。


初日 何度かザイル使用


7月30日(木) 天候:曇り時々晴れ

二股(7:00)---稜線(一般登山道 14:10)---トムラウシ北沼幕営(15:40)

「滝の瀬十三丁」は素晴らしく慣れた人は流れに乗って水浴びをする(途中の小さな深みで止まる)。でも、意図せず流され慌てた人もいた。 昨年同様、黄金ケ原(銀杏ガ原)からの豪快な滝との合流地点で流しソーメンをしてしばらく休憩と展望を楽しむ。この地点には昨年なかった雪渓が大きく残っていた。最後の簾滝を越えると流量の少なくなった沢をつめてお花畑を経て稜線の一般登山道に合流してトムラウシ山の北沼の雪渓の上部に幕営した。途中の北沼入口コルのテント場では先日の8人遭難時の2人が亡くなり、線香が手向けられていた。


滝の瀬十三丁 水遊び


滝の瀬十三丁


7月31日() 天候:快晴

北沼(6:28)---三川台(8:41)---扇沼山(10:45-11:07)---上俵真布林道(車デポ地点 12:07)

快晴のもと、雄大な展望を楽しみながらの稜線歩き。三川台(サンセンダイ)からオプタテシケ山コースと分かれて右に扇沼山(硫黄沼の北1500mピーク)をめざす。三川台から扇沼山の稜線の左右は黄金ケ原や美瑛川源流の沼と樹木が混じった大平原が連なり素晴らしい展望である。扇沼山から車をデポした林道までの下りは泥道でフェルトの沢靴を履いた人は滑り易く大変苦労した。
今回は7/26--28の予定であったが天候不順で1日延ばしとなり、3日遅れのスタートとなったが、結果、好天のもと素晴らしい山行となった。矢野さん、久保田さんは北海道山スキーのいつもの仲間であり、名古屋の山田さんは退職を機に4月まで1年間、富良野スキー場のすぐ近くのアパートに住んでご夫婦で山とスキーを楽しまれ、我々も十勝・富良野周辺やニセコ周辺で一緒に山スキーを楽しみましたが、今回は名古屋の仲間2人を連れての参加でした。
3日目:扇沼山からの硫黄沼


ルート図