2010年11月 妙義山 山行報告

11月13日(土) 裏妙義:鍵沢ルート

10:15横川駅スタート−麻苧吊り橋−10:40登山口−11:00休憩11:10−第二不動の滝−12:57 山頂到着(丁須の頭)〜昼食/休憩−14:25下山開始−15:59登山口/麻苧吊り橋−横川駅(荷物pickup)==<タクシー>==妙義ふれあいプラザ(もみじの湯)/川久保さんと合流−道の駅駐車場に移動/テント設営〜夕食/宴会〜22:30就寝


 出発は上野7:23発高崎線。メンバーによって乗車駅がまちまちな為、先頭車両集合と聞いていたが、今回ゲスト参加の私はここで最初の冷や汗をかく。既に顔を知っている大西夫妻、猪俣さん、木村さんは赤羽以降乗車のため知った顔が無い!初めてお目にかかるリーダーの村上さん、若林さんが目の前に座っていたにもかかわらず、電車を間違えたかとあたふたし、動き出した電車の中から希さんの携帯宛に助けを求めて連絡、ようやく安心したのだった。次々に合流するメンバーとともに高崎経由で横川駅に9:45ごろ到着。峠の釜めしで有名な横川駅は思ったよりずっとこじんまりしたたたずまいだったが、その釜めし屋の売店で荷物を預かって貰えることは既に希さんが調べておいてくれた。ただし、我々のテント泊装備/豪華宴会材料等々は「手荷物」の範疇を大きく超えるものだったようで、備え付けの鍵付き保管箱には収まりきらず、かなり顰蹙を買ってしまった。残りの荷物は希さんと洋子さんがうまく頼んで近くの宿屋で預かって貰い、一安心。10:15過ぎに鍵沢登山口を目指して出発した。
 駅隣接の鉄道文化村を横に見ながら国道を下っていくと麻苧の滝の看板が目に入り、吊り橋を渡るとすぐに登山口があった。最初の急登を超えると、そこからは沢沿いに落ち葉を踏みながら道が続く。11月というのに信じられないような暑さで、すっかり汗だくになった顔に向かって虫が飛んでくるのを払いのけながら登った。落ち葉の下に隠れた木の根や沢水で濡れた岩に足を取られそうになることもあったが、妙義は“岩の山”と思っていた印象からすると意外なほど歩きやすく、これも今回初めてゲストとして参加させてもらった洋子さんと私のことを考慮していただいた結果のコース設定なのかと思った。
 今日は今年一番の紅葉の見頃、ということで上野を出発した時点でも先頭車両には大人数の登山者グループの姿が見られたが、このコースでは行き交う人もまばらだったこともあり、すっかりリラックスして後ろで猪俣さんが丁須の頭の怖さについて、具体的にどこが一番難しいか詳しく説明しているのも半ばぼんやり聞いていた。山頂にとりつく手前でいよいよ鎖が登場したけれどこの時点ではまだまだ岩や鎖に対する怖さをまったく実感しないまま、ひたすら前を行くリーダーの後についていった。
 1時前に丁須岩を見上げる山頂に到着。人数が多いと順番待ちで登れないかもしれない、という話もあったが幸いその時点では他のパーティーの姿もなく、狭い山頂のスペースを気兼ねすることなく目いっぱい使って休憩することができた。で、いよいよトンカチへの挑戦!最初の二本の鎖は難なくクリアしたものの、いよいよてっぺんに登る最後の鎖が曲者だった。あっという間に頂上に達し、我々の確保のためにロープを用意してくださっているリーダーに続き、リベンジを賭けている希さんを差し置いて最初にロープに身を結んだまでは良いが、そこから最初の一歩がなかなか出ない。ぼんやり聞いていたようで先ほどの猪俣さんの説明が一気に蘇ってきた。確かにロープで確保されているけれど、まるで空に向かって飛び出していくような気分。一体どうすれば良いのだろう?リーダーはどうやって登ったのだろう??「岩をやりたいなら腕力を鍛えないと!」にこにこしながらそう話した村上さんの言葉がやっと理解できたが、そんなこんなで実際に登り始めるまで随分もたもたしてしまい、上で待っている村上さんは不思議に思ったに違いない。ようやく登って岩の上に立つと見晴らしも良く、最高の気分。すっかり満足して下降、ここでも最後の一歩で下の踊り場に戻るところが難しく、まさに猪俣さんのおっしゃっていたとおりの怖さを味わったが、待っていた希さんが手を差し伸べてくれてなんとか着地。信頼できるリーダーの確保と仲間がいなければ絶対に味わえない初体験!皆様ありがとうございました。
 その後、次々に皆が登っていくのを見ながら昼食休憩でリラックスと思ったら、いきなり足が攣ってしまった。日頃の運動不足に加え、予想外に緊張したためか?普段に比べ水分補給が出来ていなかったこともあるけれど、高いところが好きな分、こういうことは得意な方だと思い込んでいた自分の力不足がもろに出てしまった。ここでも皆のザックから魔法のように次々に出てきた漢方薬や水やお茶をいただいて何とか回復、山頂直下の鎖を自力で降りることが出来てほっとした。


丁須の頭全景(9月中旬撮影)


丁須の頭頂上での二人

下りは快調。というより、すっかり汗だくになった身体で途中から早く温泉に入りたい!ということばかりで前へ前へ足が出た。横川駅に戻って荷物を貰い受け、タクシー2台に分乗して待ちに待った温泉に向かった。ここで私の乗った後発車の運転手が何を勘違いしたか全然別の方向へ走りだすというアクシデントもあったが、途中で気づきUターン、コンビニ経由で“もみじの湯”に到着。ここで車の渋滞が心配された川久保さんとうまく合流することが出来た。思ったより順調なドライブだったらしく、これで皆揃って夕食を採ることができた。
 温泉で汗を流して外に出るとすっかり暮れて暗くなっていたが、気温は高めのままなので身体が冷えることもなく快適。道の駅駐車場に移動してテント設営。こんなに天井の高い大きなテントは初めてでそれだけでわくわくしてしまった。更に準備を済ませて宴会用のテントに入ると瞬く間に豪華な前菜が並んだのにはすっかり驚かされた。山を降りると無性に食べたくなる生野菜のサラダや生ハム、牛蒡、油揚げ等、話に聞いていた猪俣シェフの早業に感動、量もたっぷり用意されているので安心して夢中で食べた。メインは村上さんオリジナルの“石狩鍋”。こちらは鍋の前にゆったり構えたリーダーが次々に食材を投入していく。きのこ類、野菜、酒粕を仕込んだ味噌に皆が興味しんしんで見つめた生クリームも加わり、出汁のきいたまろやかなスープが出来上がったところに、一見して見事な大ぶりの生鮭が入った!一体どこからあんな立派な鮭が出てきたのか、あまりの美味しさにその後更に加えられたうどんも一緒に何度もお代わりしてすっかり満腹。こんな豪華なテント宴会は初めてだったが、リーダーによると、「いつもあんな感じです」というのだから更に驚いてしまった。食い意地のはっているわたしとしては、この言葉がまたなんとかこの仲間に入れて貰いたいという強い動機付けとなった。
 お腹いっぱいリラックスして眠くなり、明日の長丁場に備えるためにもしっかり睡眠を取らなければならなかった筈が、外の話し声が気になり珍しくなかなか寝付けなかった。幸い深夜になっても暑く感じる程だったこともあり、寝袋から半身を出して広いテントのスペースを生かし、横になったままストレッチを繰り返しているうちにようやく眠ることが出来たのだった。



11月14日(日) 表妙義山縦走

6:40道の駅みょうぎ(434mh)−6:50妙義神社(503mh)−8:00奥の院(ハーネスを付ける)(909mh)8:20−9:15大のぞき(1040mh)−10:00天狗岩(1080mh)−10:28相馬岳(1104mh)11:03−11:17国民宿舎分岐(1071mh)−12:12堀切(952mh)−13:30鷹戻しの頭(1060mh)14:10下降開始−14:35全員下降終了−14:45東岳(1094mh)14:55−(引き返し)−15:05第4石門への分岐点(1058mh)−16:15自動車道路に出、すぐ近くの管理事務所(タクシー会社に電話)(751mh)17:00==17:25ふれあいの里(もみじの湯)


 5時に起床し、各自持参の朝食を食べ、テントや不要なキャンプ道具を車に積み込み、6時40分に出発。曇りであまり寒くなく最初から長袖のアンダーシャツだけで良いくらいの温度である。白雲山登山口は妙義神社の階段を登りつめた所にある。1時間ほどで奥の院に着いた。奥の院の社は登山ルートから30mほど高台にあり梯子を登って辿り着く。今にも転げ落ちそうな巨岩が天井代わりになっている洞窟に石碑が建っており一見の価値がある。ここから70度ほどの傾斜で20mほどの鎖場が始まる。今回がこういう鎖場は初めてという加藤さんと若林さんをロープで確保する為に村上さんが準備していると下から続々と登山者が登って来る。その人たちに適当に先に登ってもらっている内に村上さんの用意が出来、トップで登り出し、10mくらいの間隔をおいて加藤さんと若林さんが数珠繋ぎで登り始めた。残りの者は確保無しで登って行った。その後は新人の二人も鎖に慣れて来て確保する事もなく順調に進んで行った。最初は登山客で込んでいた道も我々が快調に進んだせいか前後に誰もいなくなり、気を遣わずに済むので楽になった。天気は曇りで遠くがクリアーには見えないが、それでも裏妙義の丁須の頭も良く見えた。赤・黄の紅葉と緑の常緑樹のコントラストが美しい。夏の暑さはないが、Tシャツだけでもうっすらと汗をかく程度の温度である。
 大のぞきの手前までは登りが続くが、そこから登ったり下ったりしながら進んで行った。しかしちょっとした岩場には必ず鎖が取り付けてあるから落ちる心配がなく適当にスリルがあって楽しい。相馬岳で今日の行程の半分まで来た事になり、村上さんが予定していた時刻より早めに着いたのでゆっくりと食事を取る。相馬岳からの下りは急なザレ場が続き、石を落とさないように注意しながら慎重に下りる。
 登山客は中高年者ばかりでなく若者も結構いる。途中で双子の20歳台の若者(男性)パーティー-と抜きつ抜かれつし、我がパーティーの美女達は母性本能をくすぐられてしきりにランドネへの勧誘をしていた。残念ながらこの若者達は堀切(ホッキリ)から中間道へと下りて行った。縦走をここで中止してここから下りる人がかなりいるが我々は先に進む事にする。  鷹戻しの頭への登りは70度くらいの20m・2段の崖で、ここは新人2人は確保されて登った。ピークに着き先行パーティーが降りるのを待っていたら、下の方で崖をずり落ちる音がして「アッ」という声がした。誰か落ちたらしい。村上さんは立木で慎重に支点を取り新人二人を確保しながら降ろし始めた。30mロープでは彼女達は一番下の安全な所まで下りる事が出来ず、途中の踊り場までしか行けなかった。村上さんから私に「先に下りてくれ」と言われて鎖を下り出すと取り付き点は殆ど垂直であるが、細い鎖と太い鎖があり、太い方は重くて振られる心配がなく、凹凸のある表面に足をかけて問題なく下りる事が出来た。
先行した二人はロープを外して踊り場で待っていたので2段目の下りは私が先に下り、その後彼女達にロープの確保無しで下りてもらった。あまり高所に慣れていない人はいくら鎖があっても不安であろうが、彼女たちは怖がる様子もなく時々私に足の置き場を聞きながら慎重に下りて来た。下りた地点からちょっと離れた所に先ほど落ちたらしい女性がうずくまってその周りを一人の男性と2人の女性が心配そうに見守っていた。上方から水筒だけしか持っていないトレイルランのスタイルの男性が猛烈なスピードで下りて来た。その後猪俣さんが下りて来て由加里さんの番となった。彼女は後5,6mくらいの所で足がスリップした拍子に手が鎖から離れ、ズッズーと崖を滑り出し、そのままの姿勢で最低基部まで辿り着いた。顔から足まで斜面に密着して滑り下りたので顔をすりむいたかと思ったらヘルメットの縁が壁を擦ったので大丈夫だったとの事。斜面の角度が70度近くあったので仰向けにひっくり返っていたら大事になった事だろう。殆ど大した傷もなく無事に済んでホッとした。
うずくまっていた女性はどこかを痛めたらしくちょっと動かすと痛がっていたが、リーダーの男性が背負って下山して行く事になった。我々のパーティーが全員降りきってしまい出発する頃には彼らはもう見えなくなっていた。その後も急傾斜や手を使わねばならない鎖場、落ち葉で滑りやすい下り道などがあったが女性を背負ってよくぞこのような難場を下りれたものだと感心する。
 第4石門への分岐を過ぎて東岳に登る。我々が頂上に着いた時、前方の中之岳の頂上に先ほどのトレイルランの男性が立っているのが見えた。彼は我々の倍から3倍のスピードで縦走しているようだ。中之岳まで行き完全縦走をしたかったが時間の余裕がないとの村上さんの判断で引き返し第4石門を目指した。急な下り坂に落ち葉が敷き詰められていてスリップしやすい。途中の大砲岩等の奇岩類は見応えがあった。無事にここまで来れた事を感謝しながら暮れかかった秋の山路を下って行った。
 管理事務所は16時で閉まるような掲示が出ていたが係の人が来る様子もなく、ゆっくりと休憩を取りながらタクシーの来るのを待った。大西さんの素晴らしい事務能力のおかげでうまくタクシーに迎えに来てもらう事が出来た。 (感想と反省) 川久保:以前から妙義山の縦走をしてみたいと思っていたが今まで来る機会がなかった。ところが今年は9月に大西さんと裏妙義に行き、そして今回の表妙義とたて続きに来る事が出来て大満足である。村上さんには終始コースをリードして頂き、その上鎖場に慣れない新人をどのような場所でどのように確保すべきかを教えて頂いた。しかし、一番難所である鷹戻しの下りの内、第2番目の下りでロープの確保無しで新人を下ろしたのは私の判断ミスであったかも知れない。岩場に慣れていない人は下降する時、足場がよく見えないから手に負担をかけ過ぎてしまい、特に握力と腕力の無い女性は手の力が萎えてしまって事故が起こる可能性が強いので、急で長い下りの鎖場はロープで確保すべきだと思った。
 いつもながら沈着冷静にリードして下さった村上さんや魔法のように次々と美味しい酒の肴を出して下さる猪俣さん、寡黙ながらも抜群の信頼性のある山科さん、いつも明るい話題や笑顔を提供して下さる木村(由)さんと大西・ヴォルフ夫妻にはお世話になりました。一番特筆すべきは新人の若林さんと加藤(知)さんの山への体力と気力です。鎖場など緊張する場所でも怖がるそぶりもなく慎重に行動しておられました。遠い昔、私が初めて岩場を歩いていた頃に比べて段違いだなーと感服しました。

猪俣:お世話になりました。猪俣です。本日調べたら、表妙義の前回の縦走は1990年でした。脳委縮(悲)のせいかあの鷹戻し以外はほとんど覚えていないというていたらく。でも、お陰様でまったく新たにドキドキワクワクを楽しませていただきました。紅葉の妙義はまた格別でしたね。さらにトンカチのテッペンに2週続けて登れるなんて!本当に感謝感謝です。山は何より気の合った仲間と登るのが一番ですね。あと残りの中ノ岳もやりたいな!またよろしくお願いいたします。

木村(由):2日目、鷹戻しの岩場で足を踏み外し、2メートルほど落下しました。万歳状態で落ちた為両足のひざを強打、左肘を負傷しました。幸いにも、ヘルメットをかぶっていたため顔は無傷でした。ヘルメット、必須です。それにしても下に地面があったからよかったものの、崖だったらと思うと冷や汗が出ます。インドア練習に行って反省してきます。

大西: 2人(希&ヴォルフ)ともたっぷり楽しませていただきました。今回は表・裏妙義の両方に行けた本当によくばり山行でした。2大シェフのお料理で盛り上がり、テント内宴会も楽しかった〜。  裏妙義も前回川久保さんと行ったのとは違うルートで、トンカチにも登れて気分的にもやもやしていたのが晴れた感じです。今度は自分で自信をもって登れるくらいに練習しなければならないのでしょうが・・・・ヴォルフは写真を見ただけの所に実際に行けてよかったようです。  私が北鎌尾根へ行くためのトレーニングとして表妙義に行ったのは2001年でした。猪俣さんよりは最近ですが、記憶は一部しかなかった。しかも、なぜか鷹戻しの印象があまり強く残っていないのです。しかし、他人の事故を見た後、ただ切り立った稜線に立つだけで足がすくんだのには情けなくなりました。以前から思っていたのですが、私は少々高所恐怖症の気があるのかも。

山科:13,14日の2日間は、ほんとうにありがとうございました。村上さんのご指導がなければ私には行けない所を良き同行メンバーに恵まれ、好天にも助けられて愉しく歩くことができました。

若林:全身筋肉痛の若林です。今日は生活の全てが大変でした。ま、これもがんばった勲章として誇りに思いたいと思います。  山行もテント宴会もお食事も電車の道中でさえ楽しさ満載で久しぶりに気持ちが晴れ晴れしております。村上師匠をはじめ、川久保さんや猪俣さん、大西夫妻等今回特別のご配慮をいただきました皆様本当にありがとうございました。私はこのような岩山にチャレンジするのは初めてで、途中辛さからくじけそうになりましたが、すばらしい仲間のお陰で何とか皆様について行くことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
 今は、テントの中で村上師匠がおっしゃってた、「よいと信じてやってきたことはこれからやりたいと思う人に伝えて育てていかなくてはいけない」とのお言葉が心に焼き付いています。ぜひまた参加させていただきたいです。

加藤(知):お陰様で、土曜の朝、武蔵小杉を出発してから日曜夜に戻って来るまで、1泊2日の旅とは思えないほど盛りだくさんの充実した楽しい週末になりました。お供することが出来て本当にラッキーでした。ありがとうございました!  妙義山は形の面白さも圧巻でしたが、あんなに登り甲斐のある山だと思いませんでした(電車で意外に簡単にアクセスできたのも予想外でした!)。尾根を回る度に岩稜の目に入る角度が変わるのも面白かったし、眼下に広がる紅葉と常緑樹の緑も素敵だったけれど、なんと言っても信頼できる楽しい仲間に恵まれたからこそ、日頃の運動不足と寝不足で段々重くなる身体を引きずってなんとか最後まで歩き通すことが出来ました。美味しいディナーや柿やケーキ等のおやつですっかり満足したのも頑張れた要因です♪
 でも断崖絶壁や高いところが大好きな筈の自分は“鎖り場”と聞いても怖いよりは楽しみとばかり思っていたので、実際に登り降りするのにあんなに口がからからに渇くほど緊張したり、冷や汗をかくとは思っていませんでした。ロープで確保していただけたので怖さは半減した筈ですが、足場の取り方がわからなくてぼやぼやしているうちにあっという間に腕力を使い果たして力が入らなくなり、ロープがあるから落ちないけど、足を踏み外して身体を思い切りぶつけたりしないか、、、結局怖いのは自分の力不足、技術不足でした。ということで山スキーデビューに到達する前にも覚えなきゃならないことがたくさんあることが分かりました。皆さんの後についていきながら、それを一つずつクリアしていけたら楽しいだろうなぁ、と思います。今後も機会があれば是非是非ご一緒に山に入れたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


奥の院からの登り


大のぞきと天狗岩の間の下り


鷹戻しの登り


鷹戻しの下り


東岳頂上


大砲岩を望む