2011年2月 鍋倉山 山行報告

2月5日(土) 鍋倉山

8:20 温井集落の除雪終了点(560m)発 〜9:05 小屋〜 10:15(〜10:40) 森姫と森太郎を見物〜11:20 鍋倉山山頂(1288m)〜11:40 滑降開始〜12:00 1050m付近で休止、〜12:30 登り返し〜鍋倉山山頂〜13:50出発地点

仮眠をとった道の駅豊田から飯山市温井の除雪終了点へ。そこで身支度をして鍋倉山に向かった。
小屋を過ぎると次第に尾根上の登りになり、ブナの木々が目立ってくる。これがブナ林の鍋倉山か、と眺めて嬉しくなる。標高と林間のせいか、雪質が良くなってきて、滑りへの期待がふくらむ。
鍋倉山のブナ林には、森姫と森太郎という2本の代表的な樹があるという。それを探しながら登っていくが、私は見当もつかず追随するのみだった。やがて谷筋に森姫が見つかり、その少し上方に森太郎がいた。森姫の樹形は、古色を帯びた衣装や装身具を身につけた老女を連想させた。森太郎のそばで休憩をとる(標高1000m強か)。
11時20分頃、鍋倉山山頂に至った。お待ちかねのブナ林滑走は、深雪とまではいかないが、シュプールを刻みながら1050mほどの地点まで気持ちよい滑りができた。登り返した山頂から2本目を滑りだす頃、視界が悪くなるが、降りるうちに解消した。林間をでてからトラバース気味の滑走が続く。そこは雪の抵抗のため曲がりにくかった。山の雪の状態変化に対応するのは難しい。
はじめての鍋倉山を満喫した後は、「いいやま湯滝温泉」で汗を流し、テントで大宴会となった。猪俣シェフによる多種多様(!!)かつ美味絶佳(!!)の前菜と味噌・クリーム鍋をいただき、酒も大いに進むのでした。


2月6日(日) 黒倉山

9:20 温井集落の除雪終了点発 〜10:00 小屋〜11:50 黒倉山山頂(1242m)〜黒倉山北面の滑走試行、登り返し〜13:45 出発地点

朝は味噌・クリーム鍋うどんをいただく。
今日は黒倉山を目指すので、小屋を過ぎて750m地点あたりから、昨日の登りより少し北の方に進んだ(東尾根北面か)。そのルートを今日登ってよい理由を深井さんが説明してくれる。当日以前の天候情報や状況観察が大事だと知る。
黒倉山山頂からは、まず北面を途中まで滑ることとなった。標高で50mほど下降したところで、斜面の状態や登り返しの負荷等を考慮して、登り返しに移った。
その後のブナ林の滑走は、昨日同様快適なものだった。彰さんが全員の動画を撮ってくれる。今回の山行で、滑りの面でも雰囲気の面でもブナ林の良さを味わうことができた。
個人的反省として、2日目の登りでトップの彰さんについて行けず、日ごろのトレーニングが必要だと痛感した。

(山科 記)