2012年1月 シャルマン火打 山行報告

1月7日(土) シャルマン火打スキー場

 妙高付近では高速道路上も圧雪状態だったが、北陸道に入ると路面に雪はなく、さらに能生ICに近づくにつれて雨が降ってきた。気温も+2度くらいで東京とほとんど変わらない。権現荘に立ち寄ってリフト割引券を受け取りスキー場に向かう。割引券を使うとシニアは2日券で3,700円と激安。シャルマンHPの積雪3m60cmのとおり雪はたっぷりで藪もほとんど埋まっている。安仁屋さんは今回はテレマークではなくてアルペン。バインディングは7人中4人がTLTを使っている。藤澤さんと渡辺さんも購入予定ということなので更に比率は上がりそうだ。
 始めから非圧雪エリアに入って久しぶりに深雪を滑る。多少重めだったが気温が高い割には良い雪だった。ゲストの渡辺さんは最初の一本で疲れたそうで午前中は圧雪コースを滑る。荒れてきた急斜面でも平気で滑る会員に少し圧倒されているようだ。午後も繰り返し滑り、睡眠不足の藤澤車(小松、石黒)の3人は早めに宿に引き上げる。潟見車組(関、安仁屋)と渡辺さんは、前日も赤倉で滑ったそうだがまだ滑り足りないらしい。
 これまで泊まっていた山城屋が満員だったので、初めて権現荘に泊まる。通常プランは高めだが、スキープランは夕食の品数が2品少ないのでその分安めになっている。それでも食事に不足はなく、公営施設なので設備も整っており快適な宿だった。


1月8日(日) シャルマン火打スキー場

 夜間も雪が降り続き、車の屋根に30〜40cmほど雪が積もっている。スキー場の積雪も一気に4m超になった。今日もたっぷり深(新)雪を楽しめそうだ。パウダー狙いで営業前からリフトに人が並んでいる。入り易いコースから新雪を求めて滑る。気温が高く湿雪が降っているため、ゴーグル+メガネの人は曇って前が見えにくいようだ。それでも気温の割に不思議と雪が軽いのは昨日と同じ。今日は渡辺さんも非圧雪エリアを一緒に滑る。
 小松さんは疲れたと言いながらもスイスイ滑り、藤澤さんはいつものようにピョンピョン跳ねながら楽しそうに滑っている。潟見さんは今シーズン既にかなり滑り込んでいるそうでどんな斜面でもガンガン滑っている。自分のことはさておき、技術、体力、性格などいろいろ特徴が見えて面白い。入り易いコースは時間と共に荒れてくるが、丹念に探すと午後になってからでも新雪は残っていた。本日も「大人のスキー」ということで藤澤車組は早めにあがる。


1月9日(月) シャルマン火打スキー場

 昨夜はほとんど雪が降らなかった。出発前は天気が良かったので放山に行く予定で宿を出発する。ところがスキー場に着くと霧がかかっていて視界が悪い。そのうちミゾレのような雪も降ってきたので、山に入るのは中止して今日もゲレンデで滑ることにする。
 レストハウスで準備をしていると潟見さんのブーツ(Dynafit TLT5)のフロントバックルが外れた。よく見ると本体とバックルを固定しているリベットがちぎれたようになっている。反対側のバックルも同じ状態になったばかりだそうだ。現地では修理できないのでそのまま滑る。この日はスキー場のエリア割引というイベントがあって、免許証などで関東地方から来たことが証明できればリフト券が半額になる。シニア組は半額にならないので宿の割引券を使って半日券(〜12:30)を購入する。
 今日は天気がめまぐるしく変わる。一時は前がよく見えない状態になり、特に安仁屋さんはゴーグルもサングラスも曇って苦戦している。しばらくすると快晴になり今回初めて権現山がはっきり見えてきた。視界が良いと気分も良い。残り少ないパウダーを探しながらしっかり12:30まで滑った。後から報告があったが最後の一本で関さんが転倒して顔と肩を負傷したとのこと。ゲレンデでも山でも最終盤に怪我をすることが多いような気がする。自分も含めて十分気をつけたい。

 山に入ることはできなかったが、豊富な積雪の中でたっぷり新雪楽しむことができた3日間だった。皆さんお疲れ様でした。

(石黒 記)