2013年2月 鍋倉山・飯縄山 山行報告

2月1日(金) 天候:雨

藤澤車に赤羽駅で、石黒、中川、福原が同乗。猪俣(恵)と猪俣(亮)は別車。信州健康村で前泊。 深井、佐藤は現地集合


2月2日(土) 天候:曇りのち雨

信州健康村6:40=温井集落(560m)8:10〜8:35…標高700m付近9:20〜9:30 …標高1060m付近10:25〜10:35…鍋倉山(1288m)11:05〜11:20−北東斜面−温井集落12:05

 天気予報ほどは悪くなっていない曇り空に期待を込めて、健康村を6:40に出発。
連休ではないが、高速を降りた直後のセブンイレブンはスキー場客で大混雑。必要であれば健康村隣のコンビニで済ませておくのが良い。
厳冬期に入りやすくパウダーを楽しめる山として有名になった鍋倉山。そのため、起点となる温井集落での駐車マナーの悪さが話題となっている(多い時は30台も!)。しかし、ここ数日降雪が続き、さらに気温が高いため雨まで降ったうえに、 酷い予報だった今回は、我々パーティー以外に1台(スノーシューパーティー)のみ。
 車を停めて、全員揃ったところで、出発準備を始めているとさっそくポツポツと雨が。標高を上げて雪になることを願いつつ、降雪と雨で消えかけたトレースの上を歩き始める。状況が悪いことを踏まえて、最も無難な尾根ルートを進む。雪はしまっており登るのには苦労しないが、水分を含んで重い。気温が高いので暑くなってくる。
時折、日差しが見えたりするが、前線の真下にいるようで、良くなる気配がない。標高1000mを過ぎ、大きなブナの疎林が広がる広い尾根に上がったころから濃い霧と、大粒の雨が降り出す。山頂に着くと風も強く吹き荒れ、さながら春の嵐のよう。 長居もできず、すぐに準備を整えて、滑走開始。
 このルートの核心部で、過去の記録では最も気持ちがいいとされる斜面も今日はグサグサで、酷い環境から早く逃げ出すために下るだけだった。全身ずぶ濡れ。車に戻るためのトラバースも、とにかく重い雪に足が取られ、筋力とエネルギーばかり浪費する。1月に痛めた古傷のある左膝の具合がさらに悪くなった。なんとか温井に戻ると雨も小降りに。



 北光正宗を産み出す長野県最北端の蔵元、角口酒造店に立ち寄りたい気持ちを押さえて、バイパス沿いにあるオヤマボクチの葉の繊維をつなぎとした飯山名物の蕎麦を食す。その後、黒姫駅前にある酒屋に立ち寄り奥信濃の銘酒をゲット。 3時過ぎには戸隠中社にある今宵の宿、民宿 とがくし屋に到着。早々に宴会を開始し、夜は深井さんのポータブルプロジェクターによりスキー映像の上映会に気持ちを晴らす。
とがくし屋は、リーズナブルなのに食事の量も質も悪くなく、部屋も広くて使いやすく、雰囲気も良いいい宿だった。
 天候に恵まれず、私にとって初の鍋倉山だった今回は、滑りについては散々だったが、あの大きなブナの疎林に足を踏み入れることができただけでも幸せな気分になれた。

(猪俣(亮)記)


2月3日(日) 天候:晴のち曇り

中社ゲレンデ8:30=1748m瑪瑙山9:20〜9:30−1639m鞍部9:38〜9:55 …1917m飯綱山11:12〜11:40…1909m飯綱神社11:48〜12:03−林道13:05…宿13:20

 前夜、雨は雪に変わったが降雪は2〜3cm。天気は急速に回復し、朝から青空が覗く。民宿前の道路からの白い戸隠山が美しかった。中社ゲレンデに隣接する民宿なので、玄関からスキー靴をはいて出発する。8時半スタートでリフトを3本乗り継いで瑪瑙山頂へ向かう。リフトの終点から一段上がったところが頂上だった。一般のスキー客も多数上っていて、北アルプスまでも遠望される展望を楽しんでいる。まだ完全には晴れきらず雲が多い。頭だけ雲から飛び出している高妻山の鋭鋒に思わず歓声があがる。我々のほかにも2パーティが山装備で人気のコースなんだと実感する。



 昨日の雨が凍り雪面はアイスバーン状態である。記念写真タイムをとって少し緩むのを待っているうちにガスがわいてきて視界不良となる。ほかのパーティは出発をためらっているようだったが、我々はロープをくぐって出発する。  鞍部まで標高差100mほど下る。思ったより木が多く、スノーシューの跡が凍って快適とはいいがたい。あっという間に着いた細い鞍部は灌木がけっこう密だった。雪まじりのガスの中、ここからシール登行となる。1時間強で飯綱山頂に到着する。遮るもののない360度の展望のはずなのだが遠望はきかなかった。隣のピークの飯綱神社へは緩やかなスロープが続いている。そちらからスノーシューの人が次々登ってくる。どうやら近頃は山スキーよりスノーシューのコースで人気のようだ。
 飯綱神社までシールでいく。シールを外し、神社に手を合わせてから滑降にかかる。南尾根分岐を過ぎ、岩場のようなところは板を外して超えた。尾根上はスノーシューでギタギタガリガリで、滑りやすい端をからめて降りていく。なるほどいかにもクラシックルートらしいルートだ。雪が良ければけっこう楽しく滑れるのかもしれない。それでも前日の雨に比べれば天国のようでそれなりに楽しめる。杉林になると萱ノ宮で鳥居と小さなお宮があり小休止する。1360mからショートカットで登山道を外れ沢に向かうと、林の中はそれまでより格段に快適な滑りだったが、あっという間に林道へ到着した。林道を10分進むと神告げ温泉の脇に出て、宿はすぐそばだった。

                                  

猪俣(恵)記