2014年2月 黒姫山・神奈山 山行報告

2月2日(土) 黒姫山 天候:晴れ

黒姫高原ホテル8:00…黒姫スキー場リフト9:00…不動リフト地点10:00…1840m付近11:27〜11:45 …山頂稜線12:10〜13:05…黒姫高原スキー場14:20

 
前夜遅く黒姫高原ホテルに着いた、建物は古い(築40年以上)が宿泊費が安くスキー場に近いのでここに決定した。既にゲストの埴原さんと豊原さんの車は着いている。朝、スキー場に向かい車中泊した佐藤さんとも合流。
 
 当地の状況はまるで春のよう。道路脇の雪が例年であれば綺麗な白であるのに黒く汚れた雪で積雪もかなり少ない。ゲストにビーコンの操作を指導後出発。鍋倉のメンバーが多く雪崩に十分に注意し同じ轍は踏まない覚悟。石黒さんが終始トップで登る、既存のトレースに捕らわれない楽なコースとりで有難い。ゲストも問題なくついてくる。
 
 無事稜線の滑降地点に着く、ここも雪が少なく何時もなら樹氷が出来ているのに今回は木の上に雪が少々付いているだけ。果たしてパウダーか?
黒姫は従来大当たりで外れた事は無かったが・・・・
何時ものようにリーダーとサブの間を滑る。上部は少し重いがパウダー。
だが歓声があがる雪では無く淡々と高度を下げる。
 1396のピークから下は藪だらけ、左(北)に抜けようにも深い沢が有りゲレンデには出られない。そのまま下に(東)向かう、藪こぎスキーも久しぶりで面白い。ゲストの人はどう思うだろう?
スキー場着いてからは時間が早いのでビーコン捜索の練習をする。
 
 久しぶりに山に入り自然を満喫し心が開放された。青い空、白い雪、連なる山々、下に見える町並み、パウダーの滑降は当然ながら硬い雪で引っかかり転ぶのもギャップに板が刺さり転ぶのもブッシュにつかまり転ぶのも何もかもが面白い。汗だくの登りも稜線の寒い風も何もかもが楽しい。

私はクライミングをやるが少しずつ上手くなっている筈。
所がスキーは相変らず始めた時と殆ど変わっていないと思える。
やっと理由が分かった。
岩は登れないと無性に悔しく登れる方法をアレコレ考える。
所がスキーは転んでも回れなくとも何も悔しくない、何が起きても楽しい。
だから終わっても何も考えない。
上手く回ろう、転ばずに滑ろうとは考えない。
だから進歩が無かったのだ・・・少々気がつくのが遅すぎた。

これからも、もし山に行けなくなってもスキーや岩での思い出を忘れずに心の支えとして生きて行きたい。
(鈴木 記)






2月2日(日) 神奈山 天候:曇りのち晴れ時々小雨ぱらつく

関温泉スキー場9:15〜9:50=リフト終点10:40…1410m付近11:15〜11:25…1500m付近11:45〜12:10−1040m付近12:33〜12:43−13:03妙高ルンルンスキー場850m付近


 木村さんのおいしいコーヒーで一日が始まる。宿の見晴しの良い食堂から妙高が大きく望め、まずまずの天気のようだか予報は降水確率40%。朝食をすませ車に荷物を積み出発の準備、宿の主人が見送りに出てくれる。例年よりかなり積雪が少ないとのこと。雲行きが怪しくなりポツポツと雨が降り出し今日は温泉直行かとの雰囲気になるが、とりあえず関温泉まで行くことにする。
 関温泉の有料駐車場の直ぐ下に大きな無料駐車場があり、こちらを利用する。関温泉スキーの下のリフトは動いていたが、上のリフトは10時営業開始とのことでゆっくり待つこととする。そのうち青空が広がり始め、良い天気となる。かなり暖かい。10時を過ぎても上のリフトは動く気配がない。やがてお兄さんが到着し、10時20分営業開始。リフト終点の1200m地点で、シールを張りSLを先頭に登行を開始する。ゆるやかな樹林の間を皆快調に登る。

 

 しだいに斜度も増し、ブナも大木が多くなり樹間も広く良い雰囲気になる。神奈山藤巻尾根中腹にくっきりと七色数えられそうな虹がかかっている。南に野尻湖、斑尾山方面が北には日本海、米山も望まれる。1500mを過ぎると尾根は狭くなり、ここから滑走とする。SLを先頭に滑走開始。楽しそうな斜面が広がる。が…重い…ゆき。昨年のビデオとは全くの別物!でも、1300m付近までは斜面は良かった。昨年はここから、南へ大きくトラバースしたが、今年はまっすぐ東へ休暇村を目指すことにする。1300mから下は悪雪・急斜面に加え木も密となる。L曰く修行の様な滑り…。山スキーですからこんなこともありますネと自分を慰める。悪雪に苦闘しながら沢底の広い所へ、ここで一休み。

 

 さらに沢沿いにトラバースぎみに滑り降り、妙高ルンルンスキー場ゲレンデの中ほどに全員無事到着した。
 なぜかリフト利用組とシール登行班に分かれ、運転者が車を取りに駐車場に戻ったがシール登行班の勝ち。皆が待つ休暇村駐車場で全員が合流し解散となった。本隊は休暇村の温泉で汗を流し、帰路についた。 
 (佐藤 記)