2014年5月 乗鞍岳納会 山行報告

5月17日(土) 御嶽山 天候:晴れ

参加者 : 石黒(L)、清水(SL)、野村、関、藤澤

9:00中の湯(6合目)〜9:45小屋(7合目)〜11:30金剛堂(8合目)〜中の湯

 道の駅「三岳」で前泊し、出発地の中の湯に向かう。準備に何かと時間がかかり、後から来たグループが先に出発していった。中の湯(1820m)から飯盛小屋(2060m)までは雪が無いのでスキーを担いで登る。出だしから木の階段が続くなかなかの急斜面で、スキーを担いで登ったことがないらしい関さんがかなり苦戦している。7合目の小屋の脇から雪が繋がってきたのでシール登行に切り替える。やはりシールは楽だ。怪我から復帰したばかりの藤澤さんはブランクの影響か珍しくシール登行で苦労している。ただ、言い訳が多いのは以前と変わらない。樹林帯を抜けると風が強くなるかと思ったが、それほどでもなく正面に御嶽山を望みながら快晴のなか気持ち良く登る。宿泊地の乗鞍高原まで移動に時間がかかるので、本日は8合目の金剛堂(2470m)で終了とする。
 ロープウェイの飯盛駅に向けて快適な沢状地形を滑る。谷が狭まってきたので左手の尾根に乗りしばらくするとかなり密生した樹林帯になる。雪面に凹凸があり、かなり滑りにくい。慎重に高度を落としながら飯盛小屋へ。ここからはまたスキーを担いで中の湯まで降りた。御嶽山のほんの”さわり”といった感じだったので、機会をみてまた再訪したい。
(石黒 記)



納会


参加者:矢口、倉崎、武田、成瀬、金井、中館、石黒、深井、野村、関、清水、藤澤、安藤 13名

乗鞍高原温泉「ヴィラのりくら」で2014シーズンの納会を開催。過去のランドネの写真や最近の山行の写真・動画を肴に盛り上がりました。
シーズン当初から事故があり、悪天候、寡雪などでやや不本意なシーズンでしたが、最後に藤澤さんも復活し納会に参加できて良かったと思います。 
(石黒 + 藤澤 記)


5月18日(日) 乗鞍岳 天候:晴れ

参加者:石黒(L)、清水(SL)、安藤(SL)、武田、成瀬、金井、中館、深井、野村、関、藤澤 11名

朝食を6:40に早めてもらい、7:00過ぎに宿を出発。三本滝発7:45の始発バスに乗る。本日はバス4台の大盛況。バス会社の人によると途中で雪は切れているものの、三本滝近くまで滑ることができるようだ。位ヶ原山荘前でゆっくり準備をして8:55に出発。武田さんと成瀬さんは久しぶりの山スキーだそうだ。最初の急斜面を過ぎると傾斜は一段落し、正面に乗鞍岳を望みながら気分良く登る。今日も快晴だが風が強い。2ピッチほどで肩の小屋付近に到着。ここで剣ヶ峰を目指すグループ(野村、深井、石黒、清水、藤澤)と肩の小屋から位ヶ原山荘に戻るグループ(武田、金井、成瀬、中館、関、安藤)に分かれる。

(剣ヶ峰組)
位ヶ原山荘を先に出発した人たちに追いついたようで、剣ヶ峰組は大混雑の中を登ることになった。手前のピークから剣ヶ峰を見るとびっしり雪に覆われていて、安全に登るには歩行アイゼンが必要な感じ。風が強くて寒いのでここから滑ることにする。
斜面は適度な堅さで滑りやすい。藤澤さんは昨日の不満を解消するかのように、奇声を発しながら楽しそうに滑っていく。雨ミゾもなく下の方まで快適だった。除雪済みの車道を2回渡って後半戦へ。コブや藪が出てくるが、春スキーらしくて楽しめた。2000m付近で雪が切れ、スキーを担いで三本滝まで降りた。
(石黒 記)

(肩の小屋組)
肩の小屋組、武田、金井、中舘、安藤、関、成瀬の6人は肩の小屋近くで登頂組と別れる。ふと見上げると、山頂めがけて登る5人の隊列が絵になりそうだと目で後を追うが途中で見失う。別れてから、金井さんの「ここでもいいわ」の控えめな声を聞きつつ無言で小屋目指して登りだす。小屋に近づくにつれ風が強くなる。小屋の窪みでランチしながらまた山頂目指す5人組を探すが見当たらない。なんとルート変更しそこから下たそうで見失ったはずだ。滑り出しのトップは前日足ならし済の関さん、ラストは安藤さんにお願いした。
小屋の近くはフイルムクラストしばらく滑るとまだザラメになる前の少々重たい雪質だったが問題なく皆滑り出す。登る時変な雪崩に見えた地点の上部に来る。これは車道の除雪跡とわかる。ここを避け元来た道を辿り滑り込む。 あっという間に終点近へ。バスの乗車までたっぷり時間はある。ここでコーヒータイムと決め込む。穂高の山並みが見える樹林帯で休憩。湯沸かし器で中舘さんが暖かいコーヒーを入れてくれた。ゆったり幸せな時間が流れた。 
(成瀬 記)
 
(開山祭ヘハイキング組)
山スキーを見合わせた矢口さんと倉崎は、二日目の朝バスで位ヶ原山荘前まで上がり、乗鞍岳に向かう仲間を見送り、15分後のバスに乗り鈴蘭橋で下車。善五郎の滝から一の瀬遊園地まで、鮮やかな新緑の中をハイキング。心地よい汗をかきました。
開山祭の会場では、昨年同様樽酒ワインや山菜汁を頂き、アルペンホルン、和太鼓演奏、踊りのほか、今年はヨーデルも披露され、祭りを堪能しました。
その後会場を離れ、観光センター前で、一足先に帰る矢口さんと別れ宿まで帰りました。
この行事が土曜日に行われると、全員参加して楽しめるのにと、その点残念に思います。  
(倉崎 記)