2015年2月 根子岳・四阿山 山行報告

2月6日(金)


満月照らす21:30 清瀬駅にて全員集合し、一路菅平へ。0:15 峰の原のペンションKongに到着。この宿は深夜泊+1泊、朝食2、夕食1で10,050円とは安い!朝食を早めるのはダメとか融通が少々利かないのはしょうがないか。


2月7日(土) 根子岳(大明神沢)

峰の原のペンション(9:10)→菅平グリーンゴルフ(10:00)→根子岳頂上2207m着(12:20)→根子岳頂上発(12:45)→稜線・滑り出し2160m(14:00)→大明神沢1790m登り返し(14:50)→大明神沢右岸尾根1930m(15:40)→奥ダボススキー場入口( 16:10)→峰の原のペンション(16:45)

南岸低気圧が去り高気圧が張り出す上天気。7:30の朝食後宿を出て、30mほど歩いた根子岳登山道入り口1510mよりスタート。少し登った菅平グリーンゴルフからは、北アルプス後立山から槍穂高、妙高など山々が白い屏風のように圧巻の展望が見え始める。避難小屋を横に見て圧雪道と交差、多くのスキーヤーがシールなしで歩き、スノーキャットが行きかう。2170mのスノーキャット終点から少し登って風の強い根子岳頂上2207mに12:20着。一昨日の新雪が30cmくらいか。様子が不明であった痩せ尾根を偵察した後12:45スキー板を担いで行けるとこまで行こうと、木村リーダー先頭で白い岩稜を四阿山方面に進む。右は雪崩が起きそうな大明神沢源頭の岩場、左は灌木で、いずれも急斜面という白い稜線を行く。やがて3mの岩場の段差があり、ザックをシュリンゲで下したりして時間を食うが、岩場をなんとか抜け出て2160mの台地上の滑り出しポイントに到着。ここから気持ちよく大明神沢を滑る。沢の1790mまで降りて昼食、そして急な斜面を、登山道のある大明神沢右岸尾根まで登り返した。尾根に出てからは登山道沿いに登山口まで滑り降りて、奥ダボスのリフト乗り場へ。途中親切なゴルフ場の方が時間に間に合わないと車に乗っけてくれて、リフト終了5分前にリフト乗り場到着。奥ダボスゲレンデ上部から渋谷区山の家の裏を通り、宿まで滑って帰り、天気もコースも段取りもすべてに恵まれた1日を終えた。

2月8日(日) 四阿山

あずまや高原ホテル登山口(9:30)→1750m尾根(10:40)→2120mターン地点発(12:10)→牧場入口1580m(13:15)→あずまや高原ホテル登山口(13:30)


今日は昨日と打って変わって、曇り空。低気圧が二つもあっては晴天を望むのは無理か。予定を変更し、四阿山往復となる。8:00の朝食後、車であずまや高原ホテルの駐車場へ。小雪舞う中を出発し、10:00に牧場入口を経て白い雪原を、頂上目指して直線的に登っていく。ダケカンバ、シラカンバのミックスした森を経て1750m付近で北東から東に尾根を登る。途中小さな祠をみて2100mの8合目表示の岩を通過。当初に木村リーダーから登り時間を12時までとし、適当なところでターンする旨指示があった。これを受け先頭の中川さんから森林限界も近く、岩も出てきて滑りずらい状況になったのでここらでどうかと提案があり、11:50に2120m地点でターンとなり昼食をとる。樹林の中を登山道の根子岳側の沢を1770mまでくだり、トラバース滑りで尾根道に戻り返そうとしたが、少々下りすぎたために目指す登山道からどんどん外れることになって、道に戻るのに牧場の雪原をしばらく歩くことになった。やがて牧場入口1580mに到着。あずまや高原ホテル登山口着は13:30で4時間の山行を終えた。
 この2日間とも新雪を踏み、雪の状態もよく樹林の中も気持ちよく滑れて満足いく山行であった。

(福原記)