2015年2月 北海道道央 山行報告

2月13日(金)〜17日(火)


北海道の地元を知り尽くした井上さん企画の北海道道央スキーの報告、今回は特に三段山記録を報告する。
北海道道央富良野地区の十勝岳エリアの厳冬期は、十勝岳の前山というべき三段山を中心にコース取りをするようだ。またスキー場も近くになく静かなビッグカントリーという通好みのエリアである。
宿泊は快適な町営の吹上温泉「白銀荘」の自炊宿で、宿泊・温泉・自炊料理・酒すべてで4000円程度/日と格安。飛行機も安いのを狙えば往復3万円弱であった。
今冬の北海道道央は例年と比べ雪が少なく、最近も南岸低気圧が北海道東部で発達、停滞ということで東部に異常な積雪という気象状況に中、久しぶりに道央に2/14-15と降雪があり素晴らしいパウダーを楽しめた。

(2/14-2/16)
2/14(土)三段山、2段目まで。2段目以上は視界不良、強風。
2/15(日)富良野岳ジャイアント尾根。20林班側を滑って登り返し、ベベルイ沢へ滑る。
前日の降雪で素晴らしいパウダー、顔面パウダーは久しぶり。
2/16(月)富良野岳ジャイアント尾根。前日と同じルート。前日の降雪で深雪パウダー。

(2/17)
2/17(火)三段山、素晴らしい展望の1日。
朝から無風快晴。8:30に1005mの白銀荘から登りだす。しばらくゲレンデのような広場から森に入る。コースは二つに分かれるがいずれ1350mで合流。2段目からは森林限界を出て稜線を登ることになる。三段山といいながら頂上手前をいれると四段の急斜面をクリアして崖尾根の稜線から1748mの頂上へ。頂上では、崖方向に滑るプロボーダーがまさにスタートしようとしており、しばし見物。下の方に3ヶ所の撮影隊が待機しているのが遠望される中、風のように滑り降りて行った。頂上からは隣の噴煙を上げる十勝岳、スラリとした富良野岳など十勝エリアの山々と大雪山系までも展望できるすばらしい日より。我々も休憩後滑り出す。登ってきたルートを基本に戻るが、上部は一部シュカブラで、特にハイ松に注意!である。下部は快適なパウダーを堪能して11:30過ぎに宿に帰着した。
初めての北海道山スキーで、気持ちの良い軽い雪を堪能させてもらった井上さんと田原さんに感謝!
(福原記)

雪が良ければ三段山頂上への沢を登るのが一般的だがクトーを必要とすることもあり、今回はクトーを必要としない西の谷へのルートから稜線へ出て頂上に至った。
(井上記)
                              

2/17 三段山(2段目途上) 


  2/17 三段山頂上(バックは十勝岳)