2018年1月「月山姥沢・葉山」

月山姥沢・葉山

概要

日程:2018年 1月 6日(土)~ 1月 8日(月)
参加者:室岡(リーダー)、藤澤(サブリーダー)、布原(ゲスト)、池田(ゲスト6日記録)、中山(ゲスト7日記録)、山中(8日ゲスト)、赤坂と(ゲスト会計)、赤坂ひ(ゲスト1月8日記録)

1月 6日(土)月山姥沢:曇りのち雪

【コースタイム】 志津 0917…ネイチャーセンター…姥沢南西尾根1192m付近 1140-南西尾根滑走1400-志津1550

 東京組は前夜出発し寒河江SAで合流、全員揃ったところで軽く飲んでから就寝する。
 翌朝、道の駅にしかわで仙台組(室岡さん、布原さん)と合流後、志津の除雪終了点に車をデポし出発。
 天気は曇りから時々晴れ間も見えた。先行パーティーは無くラッセルを交代しながら石跳沢沿いを行く。カワクルミ沼を通過し徐々に高度を上げるにつれ降雪となり風も出始める。
 1192m付近でシールを外して一本滑降する。積雪はざっと3m程で滑降意欲をそそられる。ちょっと重いがフカフカのパウダーに今までに経験したことがないような滑り心地を感じる。2本目の滑降のために登り返しを始める。しかし池田はシールトラブルとなり室岡さん、赤坂さんの助けを借りたが途中でリタイア。2本目の滑降を終え996m付近で合流する。池田以外は3本目の滑走のために登り返す。
 3本目の滑走を終え合流して全員で下山を開始する。直前で大量の降雪があったせいか雪が不安定なようで、所々で小規模な雪崩がある。何度目かの際どい沢筋の通過の際布原さんが幅10m程の雪崩に合う。何とか持ちこたえられたようだが、間近かで見ていてはらはらした。その後危険個所を通過し無事志津の除雪終了点に到着する。
 厳冬期の月山山スキーができるか不安であったが、皆さんの助けを借りて何とか滑ることができ貴重な体験ができた。今後はシールトラブルを起こさぬよう自分の道具はきちんと手入れを行い他の方の迷惑にならぬようにしたい。
(池田記)

1月 7日(日)葉山:小雪のち曇り

【コースタイム】 除雪最終地点0855…三枚平…P927m1135-北東尾根滑走…登り返しP927m1240…北東尾根…少し登り返して滑走-三枚平-除雪最終地点1450

 宿「やまばと」で地の物満載の美味しい朝食をいただいた後、8時30分に宿を出発して除雪最終地点に到着すると、既に5台(2パーティー)の駐車があり、我らの3台縦列駐車で駐車スペースは満杯。後から来た人は引き返して下に停める状態。さすがに前日のドカ雪のため、地元の人がパウダーを求めて集まっている様子。
 ありがたい先行トレースを存分に利用させていただき、順調に登る。上部にプチ雪庇がある927m地点に到着。良さそうなパウダー滑走面を探し少しトラバース。いよいよ滑走開始。さすがに地元の人が天気を見て集まったこともあり、極上のパウダーであった。布原さんは前日の名誉ある負傷もあり、大事をとり先に滑り下りて下山。
登り返して927m地点に上がり、休憩中の地元の人と会話。地元の人にとって、葉山はトレーニング場であり、年10回滑るとのこと。うらやましい限りである。
 再び927m地点から滑走開始。2番目に滑り下りた中山は、先頭を滑り下りた室岡リーダーの「そのまま滑り下りていいよー」の合図のもと、室岡リーダーを横目に、あまりにも気持ち良かったため、皆より下に滑り過ぎる始末(この後の急傾斜の登り返し深雪ラッセルに苦労)。そして、最高の滑走と感じたため、再び登り返して再滑走。室岡リーダーの真骨頂発揮である。
 下山後、あいかも会館の温泉で汗を流し、宿の夕食で芋煮鍋を囲んで談笑。酔った勢いで石黒さんに電話し始める者も出る始末で、何故か一度も山に同行したこともなく面識1回のゲスト中山まで石黒さんと会話をすることに(笑)。何はともあれ、前日の降雪を含め天候に恵まれたこともあり、皆さんのおかげで最高の1日となった。
(中山記)

1月 8日(月)葉山:うす曇り

【コースタイム】 除雪最終地点0800…三枚平…927m1040…南東尾根1110-南東尾根滑走…P927登り返し1300…北東尾根滑走-三枚平-除雪最終地点1430

 この日は朝食を30分早めて午前7時朝食。昨日晩から降雪なく晴れ間も見えていた。池田さんは、本日休暇届け提出であり、地元の花笠スキー場へ。入れ替わりに布原さんのテレ仲間の山中さんが参加することになる。布原さんよれば、山中さんは「宇宙戦艦ヤマト」のような山スキーヤーということだった。
 除雪最終地点に車で到着して出発準備。昨日は、降雪もあったことから賑わっていたが、本日は室岡パーティーのみ。順調に昨日のトレースを利用してさくさく登って行く。927Mに向かう途中で、山中さんが一本滑る。キレキレのテレマークターンで一堂、なぜ「宇宙戦艦ヤマト」と呼ばれているのか理解する。山中さんは、登りも早く、厳しいラッセルに遭遇したら、「波動砲」を打ってくれそうだ。昨日は降雪により越えられなかった927mのプチ雪庇を乗り越して1087m地点に向けて尾根を進む。尾根には雪庇が発達したところもあり、歩きにくいが樹林内を進んだり、そのうち尾根が広くなり、東方面に張り出した室岡リーダー推奨の滑降予定尾根に到着する。シールOFFとし昼食。滑降直前に室岡リーダーのテレマークビンディングのワイヤーが切れるというアクシデントがあったものの、リーダー慣れたもので速やかに修理して布原さんを先頭にブナ林の快適尾根を滑降する。雪は一晩たっているので贅沢は言えないが、滑りは十分に楽しめる。一気に標高差100mを滑降して皆満足。登り返し。昨日の登りトレースに合流して滑降開始地点に戻り、今度は北側の尾根を滑り、途中で布原さん、山中さん、赤坂とは疎林の細尾根ルート、室岡リーダー、藤澤さん、中山さん、赤坂ひは、無木立の急斜面とに別れ、それぞれ滑りを堪能して2回目の登り返し。927mに戻り、休憩して最後の滑降に入る。 布原さん、登りのトレース寄りで滑降するが、室岡リーダーはノートラックを狙って針葉樹の急斜面に飛び込む。中山さん、赤坂と、藤澤さん、赤坂ひも続く。雪は腐り気味だったが、それでも賞味期限すれすれという感じで全員が合流の後にトレースを利用して無事に除雪最終地点に到着。2回の登り返しの累計登行は約1000m。そして、池田さんと合流していつものように「あいがも会館」で温泉とそばで締めました。いやー、遊んだ。室岡リーダー、布原さん、山中さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
(赤坂ひ記)