2018年1月上州:西山・前武尊

西山・前武尊

概要

日程:2018年1月27日(土)~28日(日)
参加者: 角田(リーダー) 藤澤(サブリーダー) 阿部(28日記録) 池田(27日記録)

【1月26日(金)】

 阿部さんを小田急線千歳船橋駅、池田・京王線八幡山駅、藤澤さんをJR新座駅でそれぞれピックアップし深夜0時過ぎに小見山さんの別荘へ。使用開始にあたって水回りや暖房等の準備をした後、軽く一杯飲み02:30頃就寝。

【1月27日(土)】 西山:雪

スタート09:45ゴンゴラ乗車―10:24&シール歩行開始―11:35分岐―12:14西山―12:23 1,800m付近(滑降開始)―12:56右の俣沢付近―14:10分岐―15:30ゲレンデ16:00終了

 朝07:00に起床。外は雪模様。ホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場へ電話しゴンドラが動いていることを確認し出発。スキー場へ着きゴンドラ片道券を購入1800円(内保証金500円)。ゴンドラを降りシールを装着し出発。先行パーティーは無く最初からラッセルが続く。天気は雪が降り続き風も強く視界が悪い。右の俣沢との分岐で西山へ向かうか協議するが西山へ行くことを決める。相変わらずの風雪の中を進み続けようやく右手の木に西山(1,898m)の看板を見つけ到着。その後シールを外し元に戻るように滑り1,770m付近のなだらかなポイントから右の俣沢へ滑り込む。最初は木々が多いが少し滑ると程よい疎林となりパウダーの滑走を楽しめた。1610m付近まで滑走したところで再度シールを張り登り返す。池田はシールの粘着が悪く角田さんにテープを巻いてもらい何とかなった。
雪庇付近を通過しているとドスーンと大きな音がし雪庇が落ち冷や汗をかいた。
西山方面への分岐付近でシールを外すが、その後の尾根の細かい上り下りに苦戦し再度シールを装着する。小さい尾根を越えもう登りは無いだろうというところでシールを外し、トラバース気味に滑るとやがてゲレンデが見える。ゲレンデを滑っても視界が悪く、また疲労のせいか何度が転倒してしまったが無事に出発点に戻り終了する。
初心者向けということで参加させていただいたが、天候を含め自分にとってはかなりハードな山スキーとなった。皆さんの助けを借りて何とか滑ることができ、貴重な体験ができた。前回参加した月山でもシールトラブルがあり、今後は道具の手入れとテーピングテープを持参するなどの対策が必要であると痛感した。

【1月28日(日)】前武尊岳 荒砥沢&十二沢:晴れ

オグナほたかスキー場リフトトップ(9:40)—–前武尊岳(10:20)~~荒砥沢1800mm迄滑降(11:00)—–前武尊岳(12:00)~~十二沢~~スキー場ゲレンデ

 昨夜も酒宴で盛り上がり地酒の‘’水芭蕉‘’一升が空になっていた。二日酔い気味で目覚め天候を確認すると、快晴無風、昨日のコンディションを考えると今日は期待が持てる。
 ゲストの池田さんは、昨日のシールトラブルが気になったのかゲレンデスキーにシフトするとの宣言。早々にゲレンデに向かう。日曜日にも関わらず、駐車料金は無料であった。
 ゲレンデトップで準備を行い、二人組の先行者のトレースを追った。尾瀬岩倉付近より降雪量は少ないのか昨夜の降雪分と合わせて、20㎝くらいの深さである。
 スノーシューのボーダーグループに追い越されたが、彼らは十二沢へのドロップポイントで滑降の準備をしていた。滑りにウエイトを置けば、このルートを二回実施する案もあると思った。
 昨日滑る予定であった西山からのケヤキ沢が見える。いつかリベンジしたいと考えながら40分で前武尊山頂に到着。日光白根山を望み、しばし展望を楽しむ。風は無いが気温は低い。タケルの尊像との記念撮影は後にして荒砥沢へ向かう。スキーのトレースがあり二番手かと思っていたら、トレースは途中で消えており、引き返したようである。
なんと、一番乗り、逸る気持ちを抑え剣ヶ峰からの雪崩に気を配りながらドロップポイントまで移動する。
 角田CLがノートラックの斜面を滑って行く。藤澤さん、阿部と続き厳冬期の雪質を堪能する。ビデオ撮影のピッチを含め、1800m迄下降。通常は1600m迄下降するが、あまり斜度もなくここまでと決定。満足そうなお二人を‘’パチリ‘’!!

 ラッセルを交代しながら、1時間で前武尊迄戻る。今季最初のラッセル登高であり
良いトレーニングになった。
 さて、メインの十二沢。角田さんが雄叫びと共に消えて行った。荒砥沢より若干重いが二人には影響が無いようである。小生は数回雪と戯れ、遅れて追いかける。
 最上部リフト下に到着。通路の様に除雪されており、スキー板を外してリフト下を徒歩で横断する大人のグループであった。
 一日券を購入しており、その後はゲレンデにて角田指導員による講習会を実施戴きました。尚、前日の強風時にも感じたが全員が無線機を持っており、タイムリーな情報の共有化には非常に威力を発揮した。
 小見山さんの山荘の掃除と水抜きをし、老神温泉で入浴。角田さんが、くじ引きで尾瀬岩倉スキー場リフト一日券の一等賞を引き当てるオマケつきの山行であった。