2018年 2月 八幡平周辺

八幡平周辺

概要

日程:2018年 2月10日(土)~ 2月12日(日) 前夜発2泊3日
参加者:室岡(L)、藤澤(SL、記録2/12)、猪俣(会計、記録2/11)、清水(食当、記録2/10)

2月10日(土) 西森山周辺 天候:晴れ 気温が上がり3月のような陽気

安比高原スキー場西森山ゲレンデトップ10:00…西森山―南東面滑走(2本)…西森山12:40―北東面滑走―安比高原スキー場13:15

 藤澤さんと清水は古川行きの夜行バスで大和町へ向かい室岡さんと合流後、安比へ向かう。快晴の中 岩手山も見えるが、南岸低気圧の影響からか3月並の気温で湿雪が予想される。
 スキー場で青森から移動してきた猪俣さんと合流し、ゴンドラとリフトを乗り継いで西森山ゲレンデトップに到着する。シール準備をしていると腕章をした人が声を掛けてきた。ツリーラーンゾーンと言うコースがあるらしく、エントリー手続き後腕章をして滑るらしい。
 ツアーコースの入り口付近から入りドロップポイントに到着後、南東面を標高差約150m程室岡さんを先頭に滑走する。心配してた雪質は思ったほど悪くなくクリーミーな軽めの雪の感触を楽しみながら滑り、次のドロップポイントへ登り返す。撮影タイムをとりながら滑るが時間と共に雪が重くなり、切り上げて北東面へ移動する。
 西森山山頂付近で休憩後、北東面へドロップする。斜面には前日までの滑走跡の上に軽く雪が積もった状態で大変滑りにくい。
前回までとは違い、リフト脇に近い影響かかなりの人が入るのかも。早々にコースに戻り、春スキー状態なゲレンデを滑って初日は終了。
 明日以降に期待かな。松川温泉に向かい、入浴後明るい時間からオリンピックを観賞しながら懇親会となる。

(清水 記)

2月11日(日) 茶臼岳 天候:曇りのち雪 昼前から気温が下がりだし雪となる

御在所温泉P 9:30…モミ山(P1360)11:10…鞍部11:15…前山(P1448)11:40~55―1250m付近12:10…1380m付近13:00―恵比須沢1070m付近13:15~25―御在所温泉P 13:35

8時半に宿を出て、御在所に向かう。アスピーテラインの冬季閉鎖地点に着くと、そこには20台以上の車がすてに駐車して驚いた。多くは旧八幡平スキー場ゲレンデが目的のようで、すでに滑降しているパアティの姿も見えた。BCエリアとしての人気は昔のままらしい。
 今回はアスピーテライン脇の1360mピーク経由で茶臼岳に向かう初めてのルートだ。
先行者のトレースがあった。どうやら同じルートらしくラッキーと思っていたら、先行者に追いついてしまった。ボード(スキー1人)10人ほどのガイドツアーのようだ。傾斜がきつくなる1220m付近でコンプレッションテストをしているガイドツアーを追い越し斜面に入る。木のない斜面をルートを選んで30分ほど登るとなだらかなピークに出た。
目的の茶臼岳への尾根が北西に伸びているのが見えた。一旦アスピーテラインに降りて登り返す。西側の樹林に沿って登っていくと、30分ほどで1448m標高点に着いた。ガイドツアーの姿は見えない。どうやら1360mピークのおいしそうな大斜面を滑るのが目的だったらしい。いつもの尾根方向から登ってきた2人組がここから滑降する準備を始めた。高度が上がり強風となり視界もなくなったので、我々もここから滑ることに相談がまとまる。
 パウダーを気持ち良く滑るがあっと言う間に1200m付近まで降りてしまう。室岡リーダーは谷の向こう側の登ってきた1360mピークまで戻るという。谷は渡れそうになく、仕方なく登り返すことにする。谷沿いを登り1330m付近から1448m標高点へ向かう。木のない大斜面を横切って登るのは、ひどく恐ろしく不安な気持ちになる。天気もさらに悪化しているようだった。すでに13時近く、1380m付近で下山することに決める。登ってきたルートを滑り下りたところから、いつもの茶臼岳南東尾
根にトラバースして恵比須沢へと下った。沢に降りたところでようやくほっとして昼食にありつく。やはり上とは風も気温も格段に違う。そこから車まではあっと言う間だ。車はもうかなりいなくなっていた。茶臼岳へは次回のお楽しみとなったが、そこそこいい1日だった。

(猪俣 記)

2月12日(月) 源太ヶ岳 天候:小雪

松川温泉 峡雲荘8:15…丸森川付近8:50~8:55…c1150m付近9:40…c1390m付近10:50~11:00…c1410m付近11:10~11:20-c1010m付近11:50~12:05…c1090m付近12:15~12:25-c1020m付近12:30~12:35…c1100m付近12:50~13:05-丸森川付近13:15-峡雲荘13:30

 今日の朝食は室岡さんが準備した鮭の塩焼きとほうれん草の炒め物。出発間際に昨日源太ヶ岳に行った女性と情報交換を行う。
 小雪の中、宿の前からスキーを履いて出発。除雪最終地点から林道を進む。昨夜の降雪でくるぶし程度のプチラッセル。丸森川の橋を超えた辺りに上りのトレースがあるのでそれを使わせてもらう。途中トレースはなくなり、上倉沼手前で稜線付近に達するが、風が強いので少し外して上る。下方にトレースがあるとの目撃情報があったので、あまり高度を上げずに進むが、結局トレースは見つからず。稜線方向に戻ろうとするが、やや沢筋の急斜面で表面30cm程度がずり落ちる傾向にあり少しコース取りに苦労する。やがて夏道に戻り、大木の間をうねりを避けながら上っていく。樹林が切れる手前標高1390m付近で休憩。さらに進むと樹林もなくなる。ホワイトアウトで、あるはずの源太ヶ岳がほとんど見えない、何となく山頂付近に雪庇が張り出しているのが分かる。今日は山頂は行かずここまでとする。
 早々にシールを外して東尾根方向に滑る。広い斜面を快適に滑り、標高1250m付近で沢を越え、ほぼ上ってきたトレースに戻り標高1010m付近まで滑る。上りのトレース使いを標高1090m付近まで2度ほど上り返し滑り、最後は林道に戻り宿に帰る。そこそこの新雪を快適に滑ることができ楽しい一日だった。
 最後の入浴後、ラーメンで昼食を取り、室岡さんの車で仙台駅まで送ってもらい帰路につく。


(藤澤 記)