2026年 2月 八甲田酸ヶ湯ガイドツアー 個人山行

八甲田酸ヶ湯ガイドツアー

概要

日程:2026年 2月 2日(月)前泊~ 6(金)
場所:八甲田酸ヶ湯
宿泊:酸ヶ湯温泉
参加者:
ランドネ会員・会友:井上(代表世話役)田原、野村、
元ランドネ会員・友好個人:川久保、安仁屋、佐藤(会計)、梶田(記録)、小野田
その他:小見山、濵崎

2月 1日(日)

 青森空港はさっきまで晴れていたが、タクシーに乗り込むときは真っ白な天気に変わり、視界不良に陥った。今シーズンから酸ヶ湯の送迎バスは青森駅発着から新青森駅発着に変わったので、我々(井上、浜崎、梶田)3人はタクシーで新青森駅に向かった。
 80年ぶりの大雪に見舞われた青森県は小泉防衛大臣が自衛隊を派遣したと報じていた。
 青森市内の交通は大雪で大渋滞、市民生活にかなり支障をきたしているようだ。
それでも酸ヶ湯の送迎バスは満席で、なんとか1時間半かかって山を登って温泉に到着。

2月 2日(月)

 翌日2日月曜日の朝は案の定ゴンドラは運休、スキーハイクとなって銅像コースを滑ることになった。8名で参加しCo.800ⅿまで登ってあっという間に終了した。

2月 3日(火)

 3日火曜日は無事にゴンドラが動いたので6名で参加。今年は春節と重ならなかったことと、中国からの団体ツアーがいないのでゴンドラも通常の込み具合だった。
 午前中は2年ぶりにゴンドラ山頂駅から銅像コースを滑る。山頂駅は強風と視界不良で、とてもスキーを楽しむ雰囲気ではなかった。しかし下降するにつれ風は次第に弱まり、視界もみえるようになった。 快適なパウダー雪を滑り、午前中のツアーは終了した。
 午後から田茂萢(たもやち)沢沿いのゴンドラ下を滑る。参加者は2名減って、寂しく4人となった。我々の後ろからは中国語のスノーボーダーが追いかけてくる。ガイドの徳さんは「彼らは来るなといってもついてくるんですよ」とボソッと言った。ガイドのコースを盗んでやってくるので迷惑な話である。それにしても外人のボーダーが増えたような気がする。
無事にスキー場に戻って一日のツアーは終了した。

2月 4日(水)

 4日水曜日は強風のため、再びゴンドラが運休した。本日は其田隊長のガイドだったが、隊長は腰を痛めていたのでガイドツアーを中止させてもらいたいとの申し出があった。そのため、6人でスキー場でリフトを3回~4回乗ってゲレンデスキーを楽しんで午前中を終了。小野田さんはひとりで一般ガイドツアーのハイクに参加した。
 昼は酸ヶ湯温泉の部屋に全員が集まり、小見山さんの差し入れの高級和牛肉でしゃぶしゃぶを楽しんだ。一人2枚の肉が配給されたが、余った肉は人数分足りなかったので、最後はじゃんけんで勝負をつけて最後の肉取り合戦が行われた。この肉は六本木や銀座の高級店でしか出回らない、石垣島の特産和牛。いい年を重ねた参加者たちは高級和牛肉をかけて気合を入れて真剣真顔でじゃんけんに挑んだ。

2月 5日(木)

 5日木曜日は朝から快晴でゴンドラも通常運行。其田隊長は、八甲田温泉コースを選んで6人が参加した。山頂駅に降りると、「今日はまさにザ・八甲田という天気だ」と隊長は唸った。
360度の展望は景象壮観で、紺碧の空と巨大な樹氷群、遠方にみえる大岳や八甲田の連山は見る者の心を打つ。隊長が言うには今シーズン3回目の素晴らしい天気だという。
 これでやっと八甲田に来たかいがある。来年後期高齢者になるという其田隊長の滑りは、広い斜面にみごとな弧を描き、如魚得水のごとしである。
 天気は午後になっても崩れず、快晴のまま。
午後からは歩きで酸ヶ湯まで行くと隊長が言う。参加者はまた4人(野村、佐藤、小見山、梶田)だけになってしまった。
 このコースはゴンドラ山頂駅から酸ヶ湯温泉までのルートで、滑る割合は3割、7割はシールを貼っての歩きだった。
山頂駅を出発したのは午後2時20分だった。南南西の方向に進み、毛無岱の広大な真っ白い湿原を見下ろしながら歩くこのコースは気持ちが良い。湿原を離れて、夏路登山道と平行に歩く。途中シールを3回脱着した。中央コースという赤い標識がトドマツの幹に打ち付けてある。
時計をみるともう4時半になっており、沈みゆく夕陽は西の空を茜色に染めている。
やがて酸ヶ湯温泉旅館の建物が見えるところまできた。時計は17時だった。裏手を回って滑り降り、ようやく到着した。夕暮れの薄暗闇のなかに、オレンジ色の旅館の照明と人の温もりが我々を迎えてくれた。
最終日は大満足の充実したツアースキーだった。隊長の「このコースは山好きの人じゃないとダメなんだ」と言うとおり、滑りよりも歩きの楽しさを教えてくれるルートだった。

2月 6日(金)

 6日金曜日は参加者のほとんどは新幹線を1日早めて帰京した。その結果最終日の青森市内で予定していた打ち上げ宴会も中止となった。
 この大雪でタクシーも酸ヶ湯まで来れない事態だからしょうがない。
毎年開催されるこの八甲田恒例ツアーに参加する人は、毎年1歳づつ平等に年が増える。その結果体調不良者や故障者も増えるので、ツアー参加者は減少の一途をたどる運命だ。
 この灯を消さないためにも、来年の参加者は少し増やしていこうということになったことを最後に記録して、山行記録といたします。
追記 ランドネ会員ではないにも関わらず記録を投稿することをお許しください。
(梶田 記)
(編集者記:元会員梶田さんには無理を言って記録をお願いしたものです。)