2019年 1月 八甲田

八甲田

概要

日程:2019年 1月25日(金)~28日(月)
参加者:阿部、藤澤、安尾(ゲスト)、渡邉(ゲスト)

1月25日(金) アプローチ

 大人の休日俱楽部パス(4日間乗り放題¥15000)利用で八甲田酸ヶ湯ガイドスキー。
 東京組3人は東北新幹線やまびこ1号(東京駅6:32発)に乗車。藤澤さんは大宮駅から乗車。指定座席がバラバラのため新青森駅で合流。
 快晴!大宮駅を過ぎると雪化粧の山々が光り輝いていた。車窓をボーっと眺めていると新青森駅 (9:49着)。流石に新幹線は速い。乗り換え時間に余裕無く慌ただしく青森駅へ。酸ヶ湯旅館の無料送迎バスで酸ヶ湯へ。道中は晴れていたが、八甲田山に近づくと雪が舞ってきた。宿泊先の酸ヶ湯旅館に到着(11:20)。

1月25日(金) フォレストコース、ダイレクトコース:快晴→雪・ガス

 早速、準備をして八甲田ロープウェイ山麗駅へ。(山麗駅と酸ヶ湯の間は定期的に酸ヶ湯旅館の無料バスが巡回。)とりあえず、ロープウェイを利用して常設コースへ。山頂駅到着(13:00)「気温-11度」。滑走コースはダイレクトコースとフォレストコースの2コース。
 まず始めは、長い林間滑走が楽しめるフォレストコース(全長5km)。先頭は藤澤さん、次に安尾さん又は私(渡邉)、後尾に阿部さん。風は弱いが、ガスに覆われていた。始め1kmが急斜面。指導板、ポールを見失わないよう滑走。高度を下げると視界が得られてきた。八甲田らしい樹氷を眺めながら新雪を楽しんだ。
 2本目はダイレクトコース(全長3.5km)。山頂駅は相変わらずのガス。急斜面はないが幅が狭く樹氷の間を縫って滑走。徐々にコースから外れ、ノートラックを求めて広葉樹林に入る。斜度はないが気持ちよく滑走。途中、渡渉地点を通過して山麗駅に到着(15:20)。終了。16時の最終バスで酸ヶ湯旅館へ。
 「今回、前後を務めて頂いた、阿部さん、藤澤さん、お疲れ様でした。お陰様で安心して滑ることが出来ました。ありがとうございました。」
 酸ヶ湯温泉は「国民保養温泉地第1号」だけあり、生活するものが何でも揃っている。旅館棟に宿泊、他に湯治場棟がある。温泉は言うことなし、豪華な夕食、旨い酒、三味線のライブあり、最高!!23時就寝。(渡邉 記)

1月26日(土) 曇り

酸ヶ湯ガイドツアーに参加、1日コース(¥4100)。
午前の部銅像コース(北尾根斜面):
酸ヶ湯9:00=八甲田ロープウェイ山麓駅9:10~10:10=ロープウェイ山頂駅10:20~11:00…1326PK 11:05-シール着11:15~11:25…前嶽北面直下12:00~12:05-銅像茶屋前12:40~12:50=八甲田ロープウェイ山麓駅13:10
午後の部銅像コース(前嶽東斜面):
八甲田ロープウェイ山麓駅14:05=ロープウェイ山頂駅14:20~14:45…1326PK 14:50-シール着15:00~15:10…前嶽東面直下15:30~15:40-2340m付近15:45~15:50-銅像茶屋前16:05~16:25=酸ヶ湯16:50

 9時発のバスで山麗駅へ。ゴンドラ乗車に1時間待ち。休日は仕方ないのか?
 ツアー参加者総勢40~50名。「ウサギスキー/カメスキー/スノーボード」3班に分かれた。ツアーコースは、気象・積雪等を判断して直前に決定するとのこと。
 「ウサギスキー」に参加。山頂駅は薄曇り。時折、岩木山や青森市内も見渡せる八甲田らしい大パノラマのなか出発。田茂萢北斜面から鞍部に滑走、ノートラックのいい斜面、ここは転ばないよう集中して滑り降りた。ガイド氏曰く「それなりにパウダー」。山スキー経験の浅い私には、雪質に関して「おもい」「かるい」「ふかい」「パウダー」「ふわふわ」「新雪」この表現がまだ理解できない。鞍部から前嶽に向けてシール登行。30分程で前嶽山頂。そこから北尾根斜面を滑走。またもノートラックのいい斜面!ガスが巻いてきた。慎重に滑り降りたが、滑り易かった。「良い雪」ガイド氏談。ブナやダケカンバの林を抜けて銅像茶屋に到着。午前の部終了。バスで山麗駅に移動。

午前の銅像コース 山頂駅東側斜面


午後の部、参加者は午前に比べ半減、15人前後。午前と同じコースだが、前嶽の反対側(東斜面)へ。ノートラック!流石、ガイドさん!多くの人が集るのも充分うなずける。林の中を抜けて銅像茶屋に到着。午後の部、終了。バスで酸ヶ湯に移動。
 「深雪は思うように滑れず悔しかった。急斜面でのハイクアップなど課題もあった。練習を重ねたい。」
 酸ヶ湯温泉2泊目、温泉に癒され、豪華な夕食と旨い酒、そして談笑に酔いしれた。23時就寝。(渡邉 記)

午後の銅像コース 前嶽北東斜面

銅像コース図 緑:午前の滑走ルート 青紫:午後の滑走ルート

1/26 午後に失敗をしてしまう。最初には阿部さん、藤澤さん、渡邉さんと同じツアーの行列でシール登行していたのが、シールの調子が悪くもたついていたせいか、長い列車のような行列の途中でボーダー・スキー混成チームに混入して、前山東面を遠く眺める丘に来てしまう。一応GPSで位置は確認できるので、地図も用いて、周回する道路までは自力で滑れるとは思うが、ガイドの津川さん(愛称プリンス)は私の面倒を快く引き受けてくれた。このコースは銅像コースの東側を平行に北向きに降りるコースで、昔の大量遭難の現場を通り抜ける、酸ヶ湯ツアーではあまり行かないコースとのこと。銅像コースの前山斜面のような派手なオープンバーンはないが、疎らな青森トドマツの間を通り抜けるコースは、道路近くまで斜度が保たれ、心地よくツリーランを楽しめた。ほとんど滑られてないせいか、まったく底つき感のないパウダー滑降の浮遊感はこれまでの経験でも最良の部類だった。(安尾 記)

1月27日(日)箒場岱コース:曇り時々雪

酸ヶ湯8:50=八甲田ロープウェイ山麓駅9:05~10:00=ロープウェイ山頂駅10:10~10:45…田茂萢岳11:10~11:20-寒水沢1190m付近11:25~11:35…1260m付近昼食12:00~12:20…1380m付近休憩12:40~12:45…避難小屋前13:05~13:10…井戸岳直下1440m13:25~13:35-1250m13:45-960m付近14:05~14:15-660m沢14:25-箒場岱14:35~14:40=酸ヶ湯15:20

 前日、天候がよければ1日コースなので昼食を持参するようにとの指示あり。おそらく箒場岱のコースだろう。ロープウェイは相変わらずの混雑で1時間ほど待って乗車。
 山頂駅で他の参加者がそろうまで待機する。やがて、シールを貼っておくようにとの指示がでる。薄曇りの中、水平線方向に少し青空が覗く。今日もガイドの隊長を先頭に山頂駅を出発。西南西の斜面を少し下り田茂萢岳に上る。我々のグループは19名。その後に別の2グループが続いているので長蛇の列になる。30分弱で田茂萢岳に到着。シールを剥がして南南西の急斜面に雪庇を避けてドロップイン。かなりの急斜面だが、みんな楽しそうに滑りおりる。標高差100m程滑り、寒水沢1190m付近でシールを着ける。左トラバースをしながら徐々に高度を上げ、夏道沿いに避難小屋に向かう。1260m付近の樹氷地帯で昼食休憩。パンを食べる者、テルモスのお湯でカップ麺を食べる者まちまちだ。ここで別チームに追い越されたようであるがコースから離れて休んでいたので気づかなかった。
 休憩後引き続き樹林帯を上る。斜面は急になり、風も強く視界も悪くなる。避難小屋で休んでいるボードチームを抜いて井戸岳の東面にトラバース。斜面の途中でシールオフ。視界が悪く雪質も表面がややクラストしていて少し滑りにくかった。標高1250m付近で沢を越え、さらに滑り降り樹林帯の入り口で休憩。樹林帯に入ると風もほとんどなくなり快適なツリーランを楽しめた。標高630m付近で沢を越えるとほどなく箒場岱に到着。待っているバスに乗り込み酸ヶ湯に帰る。(藤澤 記)

井戸岳東面


 箒場岱ルートの一日コースのガイドツアーに参加。この日はついていくために先頭のガイド近くをキープするように努めたせいか、はぐれずに済んだ。途中、シール登行の2、3番目が維持できて、シールが滑ることなく一番歩きやすい位置で、疲労も最小限に抑えられたと思う。途中、酸ヶ湯の重鎮から「その前後に反ったスキー(ロッカー)なら先頭でラッセルの方が滑りにくくて歩きやすいんじゃないの」との’挑発(?)’もなんとかはぐらかした。むかし山スキーを始めてたての頃、一晩1m以上のドカ雪の朝に張り切ってガイドと交代でラッセルして、滑りに支障が出るほどバテた経験があるので。井戸岳の避難小屋を過ぎて登りが終わり大斜面に出た。本来ならここがハイライトなのだろうが、如何せん吹雪いて視界が悪く前に見える人を確認しつつの安全滑降に徹するしかなかったのは残念。その後は比較的ゆるい林間を滑りやすいように前の人のトレースを延々と辿って駐車場に出た。(安尾 記)

箒場岱コース図 赤:登行 緑:滑走

1月28日(月)酸ヶ湯温泉北側斜面:雪/曇

酸ヶ湯8:50=八甲田ロープウェイ山麓駅9:10~10:15=酸ヶ湯10:30~10:45…970m地点11:00~11:10-標高900m地点11:15~11:25…970m地点11:35~11:45-酸ヶ湯11:50

 強風でロープウェイが止まり、予定していた旧ランドネメンバーとのツアーは残念ながらキャンセルになった。そのかわり酸ヶ湯旅館の裏の斜面を少し登っては滑ることを二回やって午前で終了。旧ランドネメンバーのシール登行の登坂角の急さ、山スキー4日目の疲労のほかに、自分のツインチップスキーやシールの特性(前に速く滑れる競技タイプのシールと札幌のガイドに言われた)もあって登りについていけなかったのは無念。滑った所は風の当たる斜面のせいか八甲田にしては雪質も重めで滑りもいまいちだったが、その後の部屋に戻っての旧ランドネメンバーとの飲みながらのスキー談義は大いに盛り上がった。別れを惜しみつつ帰路についた。(安尾 記)