2023年 1月 野沢温泉スキー 報告

野沢温泉スキー場ゲレンデスキー

概要

日程:2023年1月13日(金)~15日(日)
参加者:八木L、安尾、常本、合田
往復:常本車(八木、安尾同乗)、合田車(単独)
宿舎:民宿 麻屋

1月12日(木)

天候:晴れ -1℃(正午) 積雪70cm (合田のみ)

 当初より小生14日他スキークラブ講習会に参加し15日早く帰る予定であったため、13日だけ皆と滑る目的で参加した。また常本車は12日仕事後出発し深夜小川村焚き火で仮眠する予定のため、無職の後期高齢者としては疲れる夜間運転と短時間仮眠を避けて、12日早朝自車で単独出発し野沢温泉で事前宿泊してから、13日朝野沢温泉で合流する方針とした。
 昼過ぎ単独野沢温泉に着き、村営駐車場に停め事前購入していた長野アクティビティ割り半額3日券で2時間半足慣らしをした。長坂ゴンドラで上がるとゲレンデは空いており、雪は少ないものの練習するには好条件。中国人韓国人は少なく何故か豪州QLD州からの人が多かった。下山のスカイラインコースは狭いうえ凍結しており、後ろから飛ばして来るボーダーが多くて相当怖かった。麻屋で事前宿泊したかったが泊めてもらえず、観光協会の紹介で民宿とうふ屋に投宿した。宿には小さな温泉内湯槽があり単独旅の疲れを癒やせた。(合田 記)

1月13日(金)

天候:晴れ 1℃(正午) 積雪60cm (八木、安尾、常本、合田)

 朝9時半麻屋集合予定が、数百mの移動だからと横着し初めて行くのにナビを使わず、宿への狭い道を間違え遅れて申し訳ない。10時過ぎ麻屋を出発し日影ゴンドラで上がりパラダイスで足慣らした後、やまびこコース主体に滑った。リフト乗車時に下の林間を見るとブッシュだらけで、とても林間を滑る気にはならない。元より小生ゲレンデ練習専念の予定ながら、林間やサイドカントリーも考えていた皆とも結果的に終日同一行動出来て良かった。
 豪州人スキーヤーは初めての人が多いのか団体ツアーなのかグループ滑降が多く、何か日本人と同じような行動をしているのにはちょっと驚いた。しかし滑りは大らか大雑把な感じで、めいめい楽しむことを第一義としている様子であり、何かと細かい日本人とは違う。彼等の滑りを見たこともあり小生は「怪我せず疲れず」を第一義として、板任せの脱力スキーを目指し練習した。股関節その他関節が硬くなり苦労しているが、足首でこねず腰を中心とする体重移動に心掛けてゆっくりと滑れば、スキーはリハビリにも役立つように感じた。
 常本さんは今回新しいシステムのテレマークスキー一式を購入して慣れるのに苦労する面もあったようながら、ヒールの固定感が高まったことで難しい斜面等での足を揃えたアルペン滑りが楽に出来る由。八木さんは今回新しいテレマーク板、安尾さんは高級な両端ロッカー板と、皆はまだ若いこともあり長大幅広で重い板を固いゲレンデでも上手く乗りこなす。後期高齢者の小生は非力老人らしく残雪期ツアーに使っていた短い軽量板で滑った。
 麻屋は日影ゲレンデ直ぐ下にあり下山時はゲレンデ脇から宿まで林道で滑って帰れるのは有り難い。さらに温泉内湯は露天風呂まで付いており設備内装も民宿風呂にはない高級感が漂っている。食事も見た目を追ったり皿数を増やしたりせず、慎ましやかな家庭料理ながら、揚げたての大ぶり新鮮牡蠣フライが出たり、何よりも味付けが我家と同じく全体に薄めなのが有り難い。地元普通酒も質感ある北光が出て気に入る。しかし老齢夫婦だけでやっており、今は30年通っている八木さんのような常連からしか予約を取らない模様。(合田 記)

1月14日(土)

(八木、安尾、常本)
 今日は中日につき1日中ゲレンデスキーを楽しむ予定だ。コンディションは前日に引き続き、暖かくてバーンの状態は期待できない。曇りがちで景色は期待できないが、土曜日とあって前日よりは賑わいを見せている。どちらかというとスノーボーダーよりスキーヤーの方が多い印象。予想通り朝方は固いアイスバーンに近い状態。昨日とあまり変わらない条件の上、滑走者も増えたのでスピードオーバーに注意するところだ。そのため3人とも周りに注意しながら基礎練習に励む。互いに滑りの弱点を確認したり、新しいマテリアル(一人は新しいテレマーク板、一人はNTNテレマーク)で試行錯誤する。そうした点では、コンディションが悪くとも得るものが大きかった?かもしれない。途中で何回か休憩を挟みながら、体力を温存して夕方までゲレンデスキーを楽しんだ。(常本 記)

1月15日(日)

(八木、安尾、常本)
 麻屋の美味しい朝御飯を頂いてスキー場に向かう。
 この日はまず毛無山のゲレンデトップから東側の林道までのスキー場外滑降を試みる。入り口から林道までのうち中間点を過ぎるまでは雪が硬いうえ、例年より少ない積雪により藪が煩く、スキーコントロールが難しいため、怪我をしないように慎重に林道まで滑降。結局この日の場外滑降はこの一本のみで諦めた。
 その後は、ゲレンデにて基礎練習および自由滑降。個人的には、急斜面で後傾して、スピードの制御が難しくなる欠点があった。急斜面でも基本的には体は斜面に対して概ね直角方向を維持し、スピードを押さえたいときはスキーをずらし、スピードに乗りたいときはエッジを立てる。これを前後左右の荷重移動の連動により、スムーズに滑れることが、最近少しずつ出来るようになってきたと思う。ランドネの皆さんのご指導に感謝したい。 スキーを終えたあと麻屋の源泉かけ流しの露天風呂を満喫して帰路についた。(安尾 記)