2018年 2月 北海道(札幌周辺)個人山行

北海道(札幌周辺)BCツアー

・概要
札幌の岩下さん宅に泊めて頂いて札幌近郊の山域でBCスキーを行った。
日程: 2月21日(水)~26日(月)
参加者:安仁屋、野村、木村、小見山(以上、道外)、岩下(治)、岩下(あ)、【他、岩下さんの知人】

2月21日(水)雪~曇り~晴

白銀荘→札幌市南区(岩下さん宅)

 白銀荘から一般道を通って札幌へ、札幌市内で食料など買い足して岩下さん宅に向かう。

2月22日(木) 曇り

千尺高地
メンバー:岩下、安仁屋、野村、木村、小見山、横須賀(岩下さん知人)
駐車場(+570m) 10:30発 ⇒千尺高地ピーク13:30(+1,150m)13:4 0 ⇒ 駐車場着15:15

 千尺高地は、定山渓の北、無意根山から余市岳に連なる稜線の途中にある約1,150mのピークである。ピークの北面はボウル状でスキーで滑るにはいかにもヨサゲな斜面である(それだけに雪崩のリスクも高いと思われる)。
 林道をしばらく歩いたのち登山道に入って、後はほぼ登山道に添って登る。
 山頂付近は岳樺が疎に立っていて、なかなか雰囲気の良いところである。(風が強くて寒いので雰囲気を楽しんでいる余裕はないが・・・)
 昨年と同様、エアバックを装着している横須賀さんに先頭を滑っていただいた。
 雪のコンディションは深雪のパウダーで上々である。300mほど滑った辺りから左手の登りのトレースに合わさって、後はほぼトレースのとおりに下った。昨年はさらに右手に50mほど下がった林道まで下っている。この山もあと1~2回経験すればベストのコースが定められると思われた。

2月23日(金) 曇り

・ネオパラ山: メンバー:岩下、安仁屋、野村、木村、小見山
・駐車場(+150m) 10:35発 ⇒ ネオパラ山頂上13:40(+830m)14:25 ⇒ 駐車場着15:05

 ネオパラ山山頂は、旧テイネスキー場の一角である。登山口はスキー場の反対側(東側)、札幌市手稲区と西区の境界付近の住宅地の外れである。ネオパラ山は通称で「第2手稲山」が正式の呼称のようである。
 標高差は680mで今回の札幌近郊のコースでは最も大きい。山頂には旧スキー場のレストハウスが残っていて中に入ることができた(昨年は鍵が掛かっていて中に入れなかった)。
 中には椅子とテーブルがありくつろぐことができた。
 雪のコンディションは、標高が低いだけに湿雪であまり滑り良い雪ではなかった。
 下に降りて沢筋から駐車場まではややモナカ状でさらに滑り難かった。(一昨年はほど良いパウダーであったが・・・)

2月24日(土) 曇り~小雪

 ・大沼山(学校尾根): メンバー:岩下、野村、木村、小見山
・駐車場(+590m) 10:10発 ⇒大沼山頂上13:10(+1,111m)13:30 ⇒ ポコの北側鞍部14:30
(+860m)15:00 ⇒ 駐車場着15:30

 大沼山は、千尺高地の西隣の尾根山である。豊羽鉱山(廃坑)跡が登山口である。
土曜日でもあり先行パーティーの車が数台停まっていた。 鉱山跡からほぼ尾根通しに登る。
途中、標高750m付近でテレマーカーやボーダーのパーティーに出合った。
どうやら雪と斜面のほど良い標高差200mほどの区間を登り返して楽しんでいるらしい。
上から滑ってきた女性のテレマーカーに雪のコンディションを尋ねると 「パフパフですぅ~」 との返事が返ってきた。ポコを越えたあたりで老年の夫婦が戻って来るのに出会った。聞くと、大沼山まで登るつもりであったが、コースを間違えてしまったので引き返すとのことである。
 昨年は山頂まで150mを残す所で終わったが、今回は登頂できた。雪のコンディションは深雪のパウダーで申し分ない。140mほど降りた急斜面で岩下さんの板が外れて雪に埋没・不明になってしまった。
皆でプロープやスコップを使って捜した。結局、思ったより上の方で見つかり無事回収した。
 ポコの鞍部からのトラバースではシールを貼るが(小見山のみ滑走モード)、野村さんのシールが定着不良のためテープで補強してしのいだ。

2月25日(日) 晴れ~曇り

・札幌タケノコ山: メンバー:岩下(治)、岩下(あ)、安仁屋、野村、木村、小見山、他(岩下さんの知人3名)
・駐車場(+565m) 10:20発 ⇒ タケノコ山ドロップ地点12:00(+925m)12:25 ⇒ 駐車場着12:55

 タケノコ山は、札幌国際スキー場の東、朝里岳沢川の右岸に沿って北に迫り出した尾根の広い山である。東隣は股下山である。
 今日は、岩下あゆ子さん、岩下さんの知人を交えて総勢9名である。
 駐車場から道道1号線(定山渓レイクライン)を渡るとそこが登山口である。登りのルートは山頂に向かって南にほぼ直線的で、登るにしても滑るにしても効率の良い山である。
 登りながら滑降コースを想定する。傾斜のあるほど良い斜面が続いていて面白そうである。
 途中、自然にできた雪玉が幾つも転がっている。大きいものは長径4mほどもある。氷河研究の専門家である安仁屋さんの話では「おそらく風の作用でできたものだろう」とのことである。
 滑るコースは各人の技量に応じてさまざまにとれる。やはり深雪・パウダーの急斜面は楽しい。
 今回のツアーでの圧巻であり、来シーズンにも是非来たい山である。
 北海道、最後の晩餐は、あゆ子に腕を振るっていただいて「ゴッコ鍋」をごちそうになることなっている。(これは三年連続で、ほぼ恒例です。)
 【ゴッコ…函館付近でしか獲れない深海魚?で、そこいらの料亭では食べられない旨さです。】
 山からの帰り道「北海市場」でゴッコやその他の食材を仕込んで岩下さん宅に戻った。

2月26日(月)

新千歳空港 → 成田空港(安仁屋・木村・小見山)、新千歳空港→羽田空港(野村)
岩下さん宅 →新千歳空港 → 帰京

 朝から荷物のとりまとめに忙しい。楽しかった2018年2月の北海道ツアーもこれで終わりである。
途中のヤマトで荷物を送ってから新千歳空港に向った。

(小見山 記)